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自殺怪情報 藤圭子の同居人に流されたヤクザ人脈の真相(1)

 どこか影のある歌い方から演歌ではなく“怨歌”と言われ、歌謡史の中で間違いなくひとつの時代を彩った歌手だった。この8月22日、藤圭子が自殺した。62歳だった。

 藤の名前は、古い世代にとっては独特の世界観を持つヒット曲の歌い手として、若い世代にとっては天才歌姫・宇多田ヒカル(30)の母親として知られていたが、そんな藤の突然の訃報に、関係者は一様に戸惑いを隠せないでいる。
 「ここ数年、藤の私生活は謎に包まれていて、親しい芸能関係者でも連絡が取れなかったほどでした。久しぶりに名前を聞くニュースが自殺ではやり切れませんね」(女性誌記者)

 藤は東京・西新宿にある知人男性宅のマンションから飛び降りており、遺書こそ残されていなかったものの、当局の調べでも事件性はなく自殺とみられている。
 だが、たとえ自殺だったとしても、今回の自殺には幾つもの不可解な点があった。特に関係者が驚いたのが自殺の場所。現場は西新宿の高層マンションで、部屋は藤のものではなく6年前から同居していたという男性のもの。いったいこの男性と藤はどのような関係だったのか。

 当初、男性の素性についてはマスコミの中でもさまざまな情報が錯綜した。
 「藤と内縁関係にあったらしい」
 「入れ込んでいた新宿歌舞伎町のホスト関係者ではないか」
 といった推測に加え、30代後半という年齢から、
 「藤の隠し子では…」
 という説まで浮上。さらに警視庁関係者から同居男性の名前が漏れたことで、藤の自殺は思わぬ業界にまで飛び火することになった。
 「実は、この同居していた男性はヤクザ組織に関係する人物じゃないかという話が流れたんです。警視庁筋によれば、男性の名前は『M』というのですが、これが有名女性演歌歌手Mの関係者ではないかという話だった。Mといえば、広域指定暴力団の最高幹部だったX元組長から寵愛を受けていたというのは有名な話ですからね。この男性もMの弟、もしくは息子ではないかという可能性が浮上したんです」(夕刊紙記者)

 つまり、藤はこの「Mライン」で旧X組から何らかの庇護を受けていたのではないかということで、この情報をキャッチしたマスコミは旧X組関係者の下へ取材に殺到し、ちょっとした騒ぎとなったという。
 もっとも、結論から言えばこの情報はガセだった。旧X組関係者がうんざりした表情でこう明かす。
 「確かに、X元組長はタニマチとして演歌歌手のMを溺愛していたし、同居人の名字がMということで、旧X組との関係が噂になったんだろう。オレのところにも確認の取材がずいぶんあったよ。でも、実際のところ、そんな話は一切聞いていない。同居人の男が旧X組系の芸能プロとの関係で藤と同居していたのなら必ずこっちにも情報は入ってくるはず。まあ、なんでもかんでもX組関係ということで、コトを大げさに騒ぎ立てないでほしいよ」

 どうやら、暴力団関係者につながるような人脈とは無関係だったようだが、こうした噂が信憑性を持って語られること自体、いかにも興行がヤクザのシノギとして成り立っていた「昭和」の芸能界を駆け抜けた藤らしい話といえるのかもしれない。

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