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婚活パーティーにオンナ昏睡強盗

 「これを飲めば二日酔いしないからどうぞ」
 独身の会社員(56)が女にそう言い渡された瓶入りのドリンクを飲み、目が覚めると翌日の昼、しかも病院のベッドの上だった。男性はカード会社からの確認の電話で「騙された!」と気付いたという。

 男性が婚活パーティーに参加したのは、昨年10月下旬。そこで知り合った女が神戸市灘区の無職の容疑者(39=昏睡強盗容疑で逮捕)だった。男性は一見清楚に見える容疑者と連絡先などを交換。その後、メールのやりとりを何度かして、11月7日夜、神戸市三宮の居酒屋で初めてのデートをしたという。
 「店を出る間際、午後9時を少し過ぎた頃に容疑者がドリンク剤を渡した。男性はその言葉を全く疑わず、液体をすぐに飲み干したそうです。すると、またたく間に意識が朦朧としてきた。男性はこの日の深夜、三宮の路上で倒れているところを通行人に発見され、病院に運ばれたのです。しかも男性は、通行人に発見されるまでの間、容疑者に神戸市内の量販店へ連れ込まれ、高級腕時計2個を購入、計132万3000円をクレジットカードで決済させられていたのです」(社会部記者)

 高額品を購入した際、カード会社も本人に確認を求める場合があるが、この連絡で男性が被害届を提出し、生田署が12月15日、容疑者を逮捕したのだった。
 「神戸市内で催される婚活パーティーで知り合った女性とデートした後に、同じように買った覚えのない品物のカードの請求がきたという相談が警察に複数あり、いずれも容疑者の仕業と見られている。ロレックスやグッチなどのブランド品を買わされるケースが多く、容疑者は騙し取った品物を即、金に換えていたものと思われます」(地元記者)

 スケベ心を利用された犯行といえども、半日も意識を失うような強い薬が使用されており、警察では注意を呼びかけるとともに薬の分析を急いでいるという。他人ごとではない。

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