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NHKが高笑いを上げる2大番組の恐るべき効果

 '15年度末のNHK受信料の支払い率が76.6%に達していたことが判明した。'11年に支払い率が公になる中、最高記録を達成したのだ。
 「昨年度比1ポイントも増加しているんです。ちなみに平成27年度決算(速報値)ですが、受信料収入は過去最高の6625億円。事業収入は6868億円(前年度比2億円減)、事業支出は6580億円(同104億円増)。収入から支出を差し引いた事業収支差金は288億円の黒字です」(民放関係者)
 NHKはこの黒字分のうち、なんと278億円を東京・渋谷の放送センター建て替えのために積み立てるのだ。結果、27年度末の積み立て総額は1627億円にもなり、純資産は6879億円に達しているという。

 今回、NHKが黒字額に転じた理由を民放キー局編成マンが分析する。
 「一部の民放関係者の中には、国から補助金をもらいDVDやイベントなどで細かく儲けているからだ、と説く者がいる。だが、それは負け惜しみに過ぎません。補助金やDVDは枝葉の話です。本線は、やはり高視聴率番組があるからに他ならないんです」

 誰の頭にも思い浮かぶのが2大看板である“大河ドラマ”と“朝の連続ドラマ”の好調ぶりだ。
 「最近の朝ドラに、民放は恐れをなしているといっても過言ではない。毎回、高視聴率を取ってしまうんです。4月にスタートした『とと姉ちゃん』、前作の『あさが来た』もコンスタントに視聴率20%超えをキープしている。また、昨年大コケした大河ドラマ『花燃ゆ』に代わり、今年の『真田丸』は平均視聴率15%超えをキープするなど、まさかの絶好調。NHK嫌いの視聴者もこの2作品を見たくてNHKの受信料を支払うわけです。やはり高視聴率を叩き出すコンテンツが最後にモノを言うんですよ」(別の民放幹部)

 NHKの天下は暫く続きそうだ。

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