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有名人が狙われた! 許されない遺骨泥棒【芸能未解決事件】

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 昭和の終わりから平成にかけての芸能史において発生した事件に、「有名人を狙った遺骨泥棒」がある。

 第一の事件は、昭和が終わりかけた1987年(昭和62年)12月に発生した。狙われたのはジャニーズ事務所に所属している人気アイドル歌手の近藤真彦で、彼は前年の1986年11月に実母を事故で亡くしており、母が亡くなった事実は一部の関係者以外、明かされることはなかった。

 母の葬儀の後、近藤は日本レコード大賞を受賞することになるのだが、その際、ジャニーズ事務所およびレコード会社に以下のような脅迫文が届いた。

 「近藤の母親の遺骨を預かった。返してほしくばレコード大賞を辞退しろ」

 驚いた近藤は母親の墓へ行ったところ、確かに墓が荒らされており、骨壷から母の骨が盗まれていた。

 近藤は、母の遺骨を取り返すため、レコード大賞を辞退しようか本気で悩み、実父に相談したが「受けるべきだ」と説得され、また、「大賞を辞退して骨を取り返しても母は喜ばないだろう」と思い直し、レコード大賞で受賞曲『愚か者』を歌い切った。

 その後、近藤の母親の遺骨は何者かに盗まれたまま、2019年現在も帰ってきておらず、事件は時効となった。

 犯人はただの愉快犯とも、ジャニーズ事務所に恨みを持つライバル芸能事務所の仕業ともされているが、明らかになっていない。

 第二の事件は、1993年3月に発生した。1992年5月、日本を代表するアニメ『サザエさん』の原作者である長谷川町子さんが亡くなった。葬儀・告別式は、静かな式を望んだ長谷川さんの遺言もあり、密葬となったのだが、翌年3月、遺族のもとに以下のような脅迫文が届いた。それは「遺骨を返してほしければ金を出せ。要求に応じるなら返事として新聞広告を打て」という内容で、遺族は犯人の言う通りに、読売新聞に広告を出した。

 すると、遺族のもとに2通目の脅迫文が届き、指定の銀行口座に振り込むよう指示があり、遺族が指定の口座に金額を振り込んだところ、今度は「JR渋谷駅山手線ホームのコインロッカーに骨を安置している」との手紙が届き、警察が確認したところ、骨壷を発見したという(遺族が犯人にいくらの身代金を払ったのかは不明)。

 犯人は現在も捕まっておらず、また、長谷川さんサイドもこの事件に関しては振り返ることがないため、完全に闇に葬られた未解決事件である。

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