◎イモータルヴァース
○エイシンアポロン
▲マルセリーナ
△ダノンヨーヨー
△サプレザ
△シルポート
JRAから発表されたプレレーティング(牝馬には性別のアローワンスで4ポンド加算)をみるとイモータルヴァースが抜けている。プレレーティングとは、基本的に直近1年のスパンで発揮された最大能力を数値化したもので、マイルG1のコロネーションS、ジャックルマロワ賞の連勝などによって同馬が大きく評価されているものと思われる。2006年以降では最高の数値で3歳牝馬ながら歴代最強クラスといえよう。マイル1分38秒台の持ち時計から高速決着への適性を疑問視されて嫌われるようならこの馬から強気に狙ってみたい(エ女王杯を驚異的な瞬発力で連覇したスノーフェアリーも初来日当時は速い時計への適性を疑問視されていた)。今年のプレレーティングの落とし穴は、長期休養を挟んでいるエイシンアポロン。復帰2戦の内容をみる限り、クレバートウショウよりも低い112といのはない。距離も1600mがベスト。2度叩いた今回が状態面では最高潮。過去3勝が稍重2回と不良1回だけに、道悪が歓迎材料なのも心強い。その他では、人気下降に反比例するようにぐんぐんと調子を上げてきたマルセリーナの一発、チークピーシーズの効果が期待できそうなダノンヨーヨー、2年続けて上位入線のサプレザ、逃げて残る可能性を秘めるシルポートあたりが馬券に絡みそうだ。
【馬連】流し(7)軸(2)(3)(5)(9)(13)
【3連単】フォーメーション(5)(7)→(2)(5)(7)(9)→(2)(3)(5)(9)(13)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。