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セ・リーグの圧力でプロ野球交流戦が削減か?

 プロ野球交流戦が来季、削減される可能性が出てきた。

 8月4日、プロ野球12球団代表会議が開かれ、交流戦の試合数について協議された。

 かねて、セ・リーグは1チーム18試合制への削減を主張。パ・リーグは24試合制の維持を求め、意見は対立。この日も、結論は出ず、継続審議となった。

 これまで、両リーグの審議は平行線をたどってきたが、セが主張する日程上の問題を、パも理解を示した。パは臨時理事会を開いて、セ案を再検討した上で、再度12球団代表者会議を開く予定で、パ側が折れる可能性が出てきたのだ。

 もともと、交流戦は球団経営が苦しいパ側の要望により、セが歩み寄って、05年から実現した。パの球団としては、巨人とホームで対戦できることで、多額のテレビ放映権が得られ、入場料収入のアップも図れるからだ。

 しかし、当初の2年間は1チーム36試合制(ホーム、ビジター各18試合)で実施されたが、07年からは1チーム24試合制(ホーム、ビジター各12試合)に削減された。

 この措置により、3連戦制から2連戦制に移行し、日程上の「間延び」が問題となっていた。現行では移動や予備日の設定上、4連戦が限度で、試合が組まれない日も多い。屋外球場を本拠地とするチームが多いセにとっては、切実な問題なのだ。

 今季の交流戦では10試合が荒天中止となったが、そのうち8試合がセ主催試合。中止が多かったため、終盤に過密日程となり、DeNAと日本ハムは、交流戦と両リーグ同士の対戦再開の間に1日の休みも取れない弊害が起きた。11月には侍ジャパンの強化試合を行うため、交流戦の日程を、これ以上長く取ることもできないのだ。

 従って、セは3連戦制に戻したうえで、各カードを1年ごとにホーム、ビジターで開催する案を提示している。これにより、各チームの試合数は24から18に削減されるわけだ。

 とはいえ、巨人戦をあてにしているセの5球団にとっては、日程上の問題より、ホームでの巨人戦を1試合でも増やしたいのがホンネだ。

 パがセの圧力に屈し、削減要求をのめば、ホームでの巨人戦は2年に1回しか組めなくなる。現状では、巨人戦のテレビ中継が地上波から、ほぼ消えたとはいえ、パ側にとっては巨人戦で得られる収入は大きく、削減は望ましいものではない。

 ファンにとっても、シーズンを通して、同一リーグのマンネリカードばかり見るよりは、交流戦でふだん見られないフレッシュなカードを数多く見られる方がいいと思うのだが…。

 セ側の要望が通れば、交流戦の試合数は開始当初から半減してしまうことになる。球界全体を考えた場合、果たして、これでいいのだろうか?
(落合一郎)

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