「テレビマンが芸能人のおしどり夫婦にこだわるのは、ズバリ視聴率です。バラエティー番組のひな壇に座らせるだけで1〜3%以上も視聴率に差が付きますからね」(制作関係者)
“おしどり枠”が注目を集める理由はもう一つ。それはギャラだ。
「一度、おしどり夫婦に認定されると、仕事が途切れることはあり得ないんです。しかも、その延長線にCMや講演会などのおまけも付いて来る。芸能人にとってはいわゆる“美味しいお仕事”の代表なんですよ。あの高橋&三船夫妻もおしどり枠で年間2億円以上も稼いでいた。それだけ価値があるんです」(同)
実際、今も昔も夫婦仲を売りにして生き残って来た芸能人は数多く存在する。
「古くは長門裕之&南田洋子、高島忠夫&寿美花代、勝新太郎&中村玉緒などが上げられる。それ以降は船越英一郎&松居一代、古田敦也&中井美穂、林家ぺー&林家パー子、渡辺徹&榊原郁恵、中尾彬&池波志乃らが定番でした」(事情通)
この一角を狙い、早々と名乗りを挙げているのが森三中・大島美幸(35)&鈴木おさむ(43)夫婦と、ヒロミ(50)&松本伊代(50)夫婦の2組だ。
「鈴木もヒロミもこの種の嗅覚が他の芸能人より数倍優れています。おしどり枠が美味しいと計算ずくなんですよ。大島&鈴木夫婦はここにきて長男・笑福(えふ)クンの出産シーンを高視聴率番組『世界の果てまでイッテQ!』(日テレ系)内で一挙、公開した。これは、アピール以外の何物でもない。また、ヒロミは出演オファーが来ると積極的に松本とのセット売りを基本条件にしている。事実、ヒロミと松本のツーショットをテレビで見た視聴者はかなりいるはずです」(同)
当然、気になるのは出演料だ。おしどり夫婦枠に認定されればギャラも右肩上がりになるという。
「現在、ゴールデン・プライムの時間帯で森三中・大島の出演料が20〜30万円。鈴木の場合は文化人枠で15万円〜。ヒロミは60万円〜。松本は20万円〜。これがおしどりとなると一気に倍増になるんです。大島&鈴木の2人だと最低計60万円〜。ヒロミ&松本だと計100万円〜。セットで出演した方が断然、お得なんです」(芸能プロ関係者)
一度、ハマったら絶対に美味しい芸能人おしどり夫婦枠。高橋&三船の後釜に収まるのはどっちの夫婦だ!?