その凱旋門賞はアタマ差で長蛇を逸したが、世界レベルの実力を示したことも確か。結果論だが最後の直線入り口で窮屈になり、バランスを崩したのが悔やまれる。
しかし、酷量59.5キロを背負ってあれだけのパフォーマンスを披露した馬が、57キロで闘えるのは強み。肝心の状態も「宝塚記念を勝った時と遜色ない」と陣営は太鼓判を押す。
となれば、人気のブエナビスタの野望を粉砕。宝塚記念の再現シーンは十分考えられる。
相手は順当にブエナビスタ。天皇賞・秋は2着が3歳のペルーサだったとはいえ、0秒3差突き放し子供扱いしたのだから大したもの。普通に走ってくれば、ナカヤマフェスタ以外の馬には負けられないところだろう。
◎11ナカヤマフェスタ
○16ブエナビスタ
▲7ペルーサ
△6ローズキングダム、10エイシンフラッシュ
7R「ベゴニア賞」(芝1600メートル)はナカヤマナイトで今度こそ。
前走の百日草特別は2着に敗退。2連勝は成らなかったが、昇級戦で早くもメドを立てたのは実力の証し。
1F短縮も直線の長い東京コースなら、能力に影響することは考えられず、チャンスをつかむ。
◎9ナカヤマナイト
○13オメガブレイン
▲14ゴシック
△5コティリオン、6メルトアウェイ
8R「シャングリラ賞」(ダ1600メートル)は前走で2着降着(10着)のペナルティーを受けた、セイリオスが汚名返上だ。
やや強引な競馬が招いた結果だが、休み明け+初の古馬混合で確かな実力を示したレースでもあった。1度使われた効果は大きい。まともなら、今度は突き抜ける。
◎11セイリオス
○5メイショウツチヤマ
▲16ブレイクチャンス
△3ガンマーバースト、15サイオン
9R「キャピタルS」(芝1600メートル)は休み明け2戦目で走り頃の、スピリタスをイチ押し。
前走の富士Sも6着とはいえ、メンバー最速の差し脚を発揮し、マイルチャンピオンS2着のダノンヨーヨーに0秒3差と迫ったのだから評価できる。
3走前の湘南Sの勝ちタイムは、翌日の安田記念と同じ。マイラーとしての資質の高さは一目瞭然だ。今度は差し切りが決まるとみた。
◎17スピリタス
○5リザーブカード
▲1シャイン
△13レッドシューター、16キングストリート
最終11R「東京ウェルカムP」(芝2000メートル)は休み明け(2着)を1度使って動き、気合いともガラリ一変しているカリバーンでいける。
◎12カリバーン
○5マイウエイ
▲4ステイツマンシップ
△6ラッキーバニラ、10オリエンタルジェイ
京都11R「太秦ステークス」(ダ1200メートル)は満を持して出走する、関東馬のファナルスコアーが狙い目。
◎13ファイナルスコアー
○10アースサウンド
▲3トシギャングスター
△7エノク、9マルカベンチャー
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。