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“TOKIO山口ショック”の影響? 『めざましテレビ』、4年ぶり視聴率首位奪還

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 朝の情報番組の中で、『めざましテレビ:第2部』(フジテレビ系)が2018年の平均視聴率において9.3%(ビデオリサーチ調べ・関東地区平均)を記録し、同時間帯1位を獲得したことがわかった。首位への返り咲きは2014年以来4年ぶりとなる。『めざましテレビ』は1994年スタートのベテラン番組であり、貫禄を見せつけたといえるだろう。

 平日朝の情報番組は、各局ともに同タイプの番組を打ち出しており、熾烈な視聴率競争を繰り広げている。極楽とんぼの加藤浩次による『スッキリ』(日本テレビ系)、TOKIOの国分太一と真矢ミキによる『ビビット』(TBS系)、小倉智昭による『とくダネ!』(フジテレビ系)、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)と、著名人を据えた8時台のワイドショー競争が話題だが、それ以前の時間帯から競争は始まっているといえるだろう。『めざましテレビ』躍進の理由としては、何が挙げられるだろうか。

 「『めざましテレビ』が1位となる前まで、同時間帯トップであったのは『ZIP!』(日本テレビ系)でした。局アナウンサーではなく、タレントをメインキャスターに据えたワイドショー的な作りの情報番組として人気を博していました。しかし、2018年にレギュラー出演者だった元TOKIOの山口達也氏が、未成年女性に対する強制わいせつ事件を起こし番組を降板。山口ショックによる視聴者離れはあったといえるでしょう。10月からは新たにジャニーズタレントとして風間俊介が加入したほか、今年の4月からは吉田沙保里も起用していますが、人気回復に至っていません」(業界関係者)

 人気タレント頼りの『ZIP!』よりも、局アナ進行の安定感があり、エンタメ情報も充実している『めざましテレビ』に視聴者が流れているともいえそうだ。ほかの裏番組はどうだろうか。

 「TBSはそれまで同時間帯首位であった『朝ズバッ!』が、みのもんたの降板により人気が低迷。2014年から元日本テレビアナウンサーの夏目三久を起用した『あさチャン!』をスタートさせますが、視聴率としては苦戦しています。テレビ朝日の『グッド!モーニング』は自局アナウンサーによる進行であり、地味な印象がぬぐい切れません。やはり『ZIP!』と『めざまし』の一騎打ちは当分続きそうですね」(前出・同)

 果たして、朝の視聴率戦争を制するのはどの局のどの番組なのか。引き続き注目して行きたい。

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