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民放各局を敵に回した ベッキーのTBS『金スマ』出演

 「『金スマ』出演は少々、焦りすぎたのでは。事実、TBS以外の局を敵にしてしまった」と声を潜めるのは、民放キー局編成マン。というのも、ベッキー出演の『金スマ』が、平均視聴率24%(関東地区)も取ってしまったからだ。

 『ゲスの極み乙女。』のボーカル川谷絵音(27)との不倫スキャンダルが発覚したベッキー(32)が、5月13日に放送された『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)にVTR出演し、不倫の事実を認め謝罪した。これをもって一連の騒動の禊としたいベッキーだったが、計10本以上もあったテレビのレギュラー番組への完全復帰はいまだ決まらず、そのメドすら立っていないという。
 「他局の裏番組は大打撃もいいところです。特にヤバイのが日テレで、『24時間テレビ』に匹敵するイベント企画『7daysチャレンジTV〜一緒に、未来貢献。〜』の大団円を飾る『かぞくムービー大賞!!』が潰され、来年はこの企画が打ち切りの方向となった。『イッテQ』や『天才!志村どうぶつ園』でレギュラーだったベッキーの復帰を考えていたのに…。恩をアダで返されたとは、まさにこのことです」(日テレ幹部)

 フジテレビ関係者も怒りを隠せない。
 「スポーツ紙で『金スマ』出演を知り、4月30日には茨城県でロケをしていることを知った。まさに復帰番組について詰めている最中のことで、これは完全な裏切り行為です」

 さらにベッキーの完全復活の妨げとなるのが、一般視聴者やネットなどを中心とする、不倫を認めない良識&道徳派の存在。
 「『金スマ』出演により数百件の苦情電話が寄せられている。ベッキーがテレビに映るたびに、子供から親に『“不倫”って何?』と尋ねられるからです。当然、スポンサーにも苦情が殺到している」(テレビ局関係者)

 ベッキーがこうした良識派にいまだに駆逐され続ける原因は、しっかりとした説明責任が果たされていないからだという。
 「公の場でちゃんと記者会見を開き謝罪しなければ、視聴者などを納得させることはできない。『金スマ』出演だけでは1月の“質問ナシ会見”と何ら変わりません」(同)

 では、そもそもなぜこの早い時期に『金スマ』に出演しなければならなかったのか。
 「すべては大人の事情。ベッキーは7月からの番組改編時での完全復帰を画策していた。7月に復帰するには、スポンサーなどの根回しを含め5月がデッドだったんです。ベッキー頼りだった所属のサンミュージックは本当にまずい状況になっていた。加えて、川谷と奥さんの離婚が4月に成立してしまったこともある。もし、この事実だけで世間に報じられれば、原因を作ったベッキーのタレント生命は完全に終わり。そのため、離婚成立が本格的に報じられる前に妻への謝罪を済ませ、番組に出演する流れを作らざるを得なかったのです」(芸能関係者)

 沈黙を通し続ける“ゲス”の川谷の罪の方が明らかに重いと思うのだが…。

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