この日、『バイキング』では、数日前よりワイドショーを賑わせている、ビートたけしの協議離婚問題について言及。100億円以上とも噂される財産分与についても取り上げた。スタジオにいたのは土田晃之ほか、元たけし軍団の「そのまんま東」こと元宮崎県知事の東国原英夫。当然、たけしの直弟子である東国原の発言に注目が集まった。
ところが、司会の坂上忍から話を振られた東国原は「えええ!」と動揺。「いや〜今回はコメントできない!」「今日は俺(バイキングに)いなかったことにできない?」と弱気な態度を見せた。さらに、坂上から「(動揺している)ということは何か言えないことでもあるんですか?」と振られると、「いや〜これ(離婚問題)に関してはノーコメントで!」「皆さんのご想像にお任せしますよ!」と何も語らずに出番を終えてしまったのだ。
この対応に、ネットでは「これじゃスタジオにいる意味なくない?」「師匠のスキャンダルには何も言えないのか」「他のネタでは人をボロクソに言っといて、いざ師匠の事になるとノーコメント?」との批判の声が相次いだ。
東国原といえば、1980年にたけしに弟子入り志願し、「一番弟子」となった。当然、たけしの新婚時代の事も知っているため、彼の発言に注目が集まるのは必然であった。
坂上はたけしの財産や、たけしの元妻の幹子さんについても、聞こうとしたが、東国原は「いや!本当に何も言えないんだって!」「そんなに聞きたいならCM中に言いますよ!」と終始完全黙秘を貫いた。
東国原が『バイキング』で黙秘を貫いた一方、たけし軍団のリーダー格であるガダルカナル・タカは、月1でレギュラー出演している情報番組『とびっきり!しずおか』(静岡朝日テレビ)で本話題が取り上げられた際、知ってる限りの情報を提供。「師匠は(幹子さんと)早く別れてえ、と言ってましたからね」「弟子には平気でうそを言いますからね。本当のことは我々には話してくれないでしょうからね」とコメントしていた。
そのこともあり、ネットでは「完全黙秘」を貫いた東国原にバッシングが集中する形となった。
なお、前述のタカのコメントは、『バイキング』でも紹介されており、坂上からも「ちょっと!東さん!他のお弟子さんはきちんとコメントしてるじゃないですか!」とツッコミが入ったものの、東国原は寝たふりをしながら、苦笑いして誤魔化していた。
本当に「言えなかった」のかもしれないが、「生ホンネトークバラエティ」と謳う『バイキング』である以上、「ホンネ」を聞きたい視聴者は多かった、ということだろう。