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「これはあっぱれ!」 78歳・張本勲氏が放ったヒットにネット上は感嘆の声

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張本勲

 1959年から1981年までプロ野球選手として活躍し、現在は解説者・評論家として活動している張本勲氏。ユニフォームを脱いで30年以上が経過している張本氏だが、その打棒はまだまだ錆びついてはいないようだ。

 30日に行われた「サントリードリームマッチ2018」。1995年にスタートし、今年で23回目を迎えたこのイベントは、毎年多くの元プロ野球選手たちが一同に集結し、往年のプレーでファンを沸かせる“夢の球宴”として知られている。

 ツイッターでもトレンド入りを果たすなど、多くの注目が集まっていたこの試合。張本氏も“GM”として参加していたのだが、8回裏にその名前が球場にコールされる。場内も盛り上がりを見せる中、史上初の3000本安打も達成したかつての安打製造機はバッターボックスに入った。

 相手投手の齊藤明雄氏(元大洋・横浜)が投じたボールを、右方向に弾き返した張本氏。すると、その打球は一・二塁間を抜けライト前へ。御年78歳の張本氏が放った見事な“球界最年長ヒット”に観客からはどよめきに近い歓声が挙がり、試合の模様を伝えていた実況も「あっぱれです!」と賛辞の言葉を口にしていた。

 今回の試合では、佐野慈紀氏(元近鉄他)、小田幸平氏(元中日他)、和田一浩(元西武他)、審判2名による“ハゲ5人衆コント”や、2008年北京五輪をほうふつとさせるG.G.佐藤氏(元西武他)の落球、更には下柳剛氏(元阪神他)による怒りのグラブ投げなど、会場が沸いたシーンがいくつも誕生している。

 ただ、その中でもやはり張本氏のヒットはセンセーショナルな出来事であったようで、ネット上には「これはあっぱれ!」、「普通当たらんし走れんよこれ」、「78歳でヒット打つ張本さんは一体何者なんだ…」といった感嘆の声が挙がっている。

 毎週日曜の『サンデーモーニング』(TBS系)でのコメントが、ネット上で議論になることもしばしばの張本氏。だが、今回ファンの前で披露した姿は、間違いなく“あっぱれ”だといえるだろう。

文 / 柴田雅人
写真 / 萩原孝弘

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