というのも、実績最右翼のドリームジャーニーに全幅の信頼を置けないからだ。休み明けに加えて酷量59キロは428キロ(前走)と小柄な馬体には相当な負担だろう。昨年も2馬身差2着。3着シンゲンにアタマ差と肉薄されている。
閑話休題。狙って面白いのは遅れてきた大物、ミステリアスライト。目下、500万→稲村特別→天の川S3連勝と本格化著しい。意外にも重賞初挑戦だが、“格より調子”という競馬の格言はこの馬に最もふさわしい。
もともと、新馬→葉牡丹賞を連勝。エリート街道に乗った逸材でもある。度重なる故障で出世が遅れたが、ポテンシャルは紛れもなく重賞級。
素質に体力が追いつき、ミラクルVは俄然、現実味を帯びてきた。
◎8ミステリアスライト
○10ジャミール
▲5シンゲン
△2トウショウシロッコ、3ドリームジャーニー
10R「茨城新聞杯」(ダ1200メートル)は関西馬のサウンドアクシスが不気味。
前々走、2連勝でこのクラスを圧勝(0秒3差)と、確固たる実力の裏付けがある。オールカマーに出走する、同厩馬サンライズベガの“付け馬”と侮ったら、手痛い目にあわされるだろう。
◎7サウンドアクシス
○16ガンドッグ
▲8ケイアイスウォード
△2コンフォーコ、4コリコパット
9R「外房特別」(芝1600メートル)は絶好調のスイートブレナムが混戦に断を下す。
中山は4連敗中だが、偶然が重なっただけ。同じ右回りの福島で勝っており、全く心配無用。1600メートルも克服済み。メンバーも手薄だし、千載一遇のチャンス到来とみた。
◎10スイートブレナム
○9アンティフリーズ
▲1ハーティンハート
△2ローレルエルヴェル、8マヤノマヤ
最終R(ダ1200メートル)は現級で、(2)(3)(1)(3)着と堅実無類のバイラオーラで九分九厘勝てる。
前走は休み明けで太め残りが響いた。出遅れる不利も重なった。1度使った効果は顕著だし、より持ち味の生きる右回りの中山に替わり、チャンスは大きく広がった。
◎8バイラオーラ
○1エリモエポナ
▲11ジュエルビスティー
△7オクルス、14トーホウブエナス
阪神11Rの菊花賞トライアル「神戸新聞杯」(芝2400メートル、3着まで優先出走権)はダービー馬のエイシンフラッシュが貫録勝ちを決める。
デリケートな牝馬と違い、信頼度は高い。
◎5エイシンフラッシュ
○3ローズキングダム
▲6サンディエゴシチー
△8シルクオールディー、10レーヴドリアン
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。