安室をめぐっては、引退発表の際、一部スポーツ紙が早々と紅白のトリが決定したかのような記事を報じた。また、同局の上田良一会長は、10月5日の定例会見で「そういう皆さんに喜んでいただける展開になればいい」と、安室の出場についてかなり前向きなコメントをしていた。
しかし、同誌によると、安室の出演は絶望的な状況。昨年のリオ五輪では、安室の「Hero」がNHKでのテーマ曲だったことから、上層部が出演を頼み込んだものの実現せず。そして、今年も安室サイドとの交渉は進んでいないというのだ。
「引退の理由を明かしていない安室だが、年齢による体力の衰えなどでの、パフォーマンス低下が理由であることは明らか。そんな状況で、紅白の生放送でパフォーマンスするとは思えない。しかし、NHKは生出演を絶対条件にしているようで、交渉が折り合うはずがない」(音楽業界関係者)
同誌によると、出場者として名前があがっている1人が、今年サッカー解説で注目を集めた歌手の小柳ルミ子なのだとか。
小柳は、来年の大河ドラマ「西郷どん」に出演。代表曲は、今年亡くなった作曲家・平尾昌晃さんの「わたしの城下町」と「瀬戸の花嫁」で、出場する理由が十分だという。
ほかには、今年傘寿のメモリアルイヤーだった加山雄三、24時間テレビで母の「さよならの向こう側」をカバーした、山口百恵さんと俳優の三浦友和の長男・三浦祐太朗も有力候補だといわれている。
「目玉歌手がいないのを“懐メロ”頼みでカバーするのが精いっぱいなのでは」(同)。
さすがに、節目の70回を迎える再来年は、目玉級の歌手が多数出場しそうだが…。