銀座とファッションについてトークを行った中田は「銀座は大人の街というイメージが今でもある。たまに来ると親子の方が多くて心が和みます。格式高い街なのに子供と大人がいられる不思議な場所。こういう街は世界中を見回してもなかなかない」と銀座の魅力を力説。
ファッションについては「今まで一番お金を使ったのはファッションです。旅行や車よりもお金を使っています。でも、あんまりファッションについてどうしようって考えないです。サイズだけ合っていれば基本的にどんな色でも人が歩いていれば大丈夫だと思っているので」と持論を展開。
「僕は移動が多いので家がない。でも、洋服だけの場所というのは持っています。ショールームみたいにきちんと分けて衣類を整頓した場所」とプライベートについても明かし、「服は買いに行って、そこにあるものを見て考えながら買うタイプです。ワンシーズンで一、二回、『今日は買うぞ!』って、そういう日があって。その時にぱーっと買っています」と笑顔を見せた。
長谷川はそんな中田の服を置くだけの部屋を「見てみたい」と話しつつ、「自分の中ではファッションは足し算というよりいかに引き算でいくかに重点を置いています。引き算をした方が自分のキャラクターが生きるんじゃないかなって。足していくと自分が埋もれそうで」と自身のファッション観を紹介。
銀座についても「十代、二十代の初めにモデルをやっていまして、オーディションでよく来ていました。おしゃれでハイセンスな人が多い街。そこに最近、やっと自分が追いつけてきたかというか、この街にふさわしくなってきた気がしています。それくらい自分では高尚な場所。伝統もあるけど古くない。銀座に食事に行くと今でも背筋が伸びます」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)