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イチローヤ軍放出 松井派・マー君、黒田との修復不可能な関係(1)

 イチロー(40)の野球哲学は、同じユニホームを着る者でも“理解不能”のようだ。周囲に配慮する元ライバル・松井秀喜氏とは大きく異なっている。

 ニューヨークに本拠地を置くア・リーグのヤンキースとナ・リーグのメッツが激突する『サブウェイ・シリーズ』第3戦(インターリーグ=交流戦/5月15日)の試合前。4人の日本人メジャーリーガーが、奇妙な光景を繰り広げていた。

 ヤンキースが打撃練習を始めようとしたときだった。同第2戦に先発した黒田博樹(39)と、その日先発予定の田中将大(25)が、メッツ・松坂大輔(33)を訪ねた。
 「ア・リーグとナ・リーグに分かれ、めったに会えない日本人選手同士が会話をするのは、よくある光景です。どんな会話が交わされたのかは教えてくれませんでしたが、3投手とも白い歯を見せ、終始リラックスした雰囲気でしたよ」(現地特派記者の一人)

 しかし、その約1時間前のこと。イチローは個別に松坂と話している。ヤンキースの3人が申し合わせて同時に訪ねた方が二度手間にならなかったはず。それくらい気を利かせたとしても良さそうなものだが…。
 「松坂とイチローがメジャーの試合前に再会するのは、一昨年の10月以来。松坂は右肘の手術とリハビリのため、マイナーで苦しんでいたからです。同日はホームのメッツが先に練習するスケジュールでしたので、松坂が、イチローがグラウンド入りするのを待っていたんです」(同・記者)

 だとすれば、イチローが松坂と再会した時点で、黒田、田中を呼び寄せ、4人で話せばいい。投手と野手は練習メニューが違うとはいえ、イチローと黒田&田中は、どうやらシックリいっていないようである。
 「メジャーの新参者は田中。“後輩から先輩に挨拶をする図式”はアメリカでも変わりません。田中も松坂と面識はあったはずですが、一人では挨拶に行きづらいだろうと黒田が思いやり、その日は田中とずっと一緒に練習していました」(メジャー中継スタッフ)
 こうした気配りは黒田が慕われる要因でもある。

 一方、イチローと田中の関係だが、去る4月9日、こんな言動があった。同日のオリオールズ戦後、日本人メディアがロッカールームに移動したイチローを囲んだ。
 「あっ、そう」
 いつも通りではあるが、イチローは記者団の質問につれないコメントを返す。何の質問かといえば、この日、イチローは日米通算3018試合に出場し、野村克也氏の持つプロ野球最多出場記録を更新したことについてだ。
 「前日、タイ記録になったときも第一声が『何、それ!?』でした。本当にこの記録に興味がないみたいですね」(前出・現地記者)

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