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立てこもり犯にもジャニー喜多川氏「You入っちゃいなYo」!? 社長と思えぬ警備態勢

 先日17日、東京渋谷区にある「ジャニーズ事務所」の社長であり実業家のジャニー喜多川さんこと、喜多川 擴(きたがわ ひろむ)氏の部屋に男が30分間にわたって立てこもり、住居侵入で現行犯逮捕される事件が発生した。逮捕されたのは自称、世田谷区在住の鵜瀞敏男容疑者(52)。鵜瀞容疑者は喜多川氏が部屋に入ろうとした際、先に入りこんで内側から鍵を掛け、約30分にわたって室内に立てこもったという。廊下に閉め出される形となった喜多川氏が自ら110番通報し、容疑者は駆けつけた警察官によって取り押さえられたという。

 鵜瀞容疑者は「知り合いのジャニー・喜多川さんの家に入っただけだ」と話しているが、喜多川氏は「彼と面識はない」と話しているそうだ。詳細な動機については判明していないが、鵜瀞容疑者と同姓同名の人物が経営する企業があり、その主な取引先として紹介されている企業のリストに「(株)ジャニーズ事務所」の名前も入っているため、容疑者の供述通り全く無関係である確率は低いとみられている。
 喜多川氏が使用しているこのマンションは、入口以外にもフロア毎にキーの必要な、非常にセキュリティーの高いマンション。本当に面識がないのであれば、後を付けてくる不審な人物に対してわざわざ「開けておいてやる」必要も無いため、やはり商談のもつれか何かではないか、とされている。

 だが、今回の事件が起きた原因は喜多川氏自身の身辺状況にあるとする見方がある。喜多川氏はお気に入りのタレント等と二人三脚で仕事にあたるという『現場主義者』。そのためか、運転手はいてもボディーガード等の人員は近くに居ないのがほとんど。事務所の従業員に「あまり一人で出歩かないで欲しい」と気遣われてしまったり、ファンが「ジャニーさんですよね?」と声をかけた時「お会いしたことがありましたか?」と聞き返してきたという話もあるなど、数々のエピソードからは喜多川氏のオープンかつ気楽な側面が垣間見える。ちなみにファンが声をかけた時、周囲にいたスタッフ達もファンを遮ったり、咎めることも無かったと言うから驚きだ。
 現場第一ゆえに、所属タレントが緊張しないような環境作りをしてきたため、このような気楽な状況が出来たのかも知れないが、喜多川氏もさすがに高齢。その上今回は刑事事件ともなったため、今後は身辺警護などに気を配る必要が出てくるのでは? 更には現場に出ることを控え、経営にのみ携わるようになるのでは? などの見方も出てきているという。

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