タクヤは大の甘党で、コーヒーの500mlパックを1日に5〜6本消費していた。もともと糖尿病の指摘は受けていたものの、暴飲暴食を繰り返し、症状を悪化させてしまった。
糖尿病には、主に自己免疫の異常によって起こる1型糖尿病と、肥満や運動不足やストレスなどによって起こる2型糖尿病がある。2型糖尿病は自覚症状にとぼしく進行も遅いため、気づいた時には深刻な事態になっていることが珍しくない。芸能界にも糖尿病患者は多い。
「糖尿病はさまざまな合併症を引き起こすことで知られますが、最悪の場合は腎機能の低下によって人工透析を余儀なくされます。たけし軍団のグレート義太夫は、もともと肥満体型で、糖尿病の診断を受けていましたが、途中で治療をやめてしまい、症状を悪化させてしまいました。現在は、透析関係の講演会なども行っています。さらに、笑点の司会者として名を馳せた5代目三遊亭圓楽や、渡辺徹なども人工透析患者として知られますね」(芸能ライター)
透析へは至っていないものの、長く糖尿病と付き合いを続けている芸能人もいる。
「中高年のアイドルとして知られる綾小路きみまろは糖尿病患者として知られます。もともと演歌歌手の司会業をしており、地方巡業が多く、行く先々でお酒や食事の接待を受けていたため、食生活が乱れてしまったといわれますね。ベテラン司会者のみのもんたも40歳すぎから、30年以上糖尿病と向き合ってきました。食事や運動を心がけることで、症状を悪化させない工夫をしているようです」(前出・同)
糖尿病患者は、予備軍までを含めれば1000万人ほどいるといわれている。それだけに、著名人のケースに注目が集まるのは確かだろう。