“敵は本能寺” 極楽とんぼの山本圭壱(48)復帰のシナリオはフジテレビが仕込んだ島田紳助復帰への“咬ませ犬”との声がしきりだ。
11月20日、よしもとクリエイティブ・エージェンシーは、山本圭壱を同日付で所属タレントに復帰させることを発表した。
「'06年の淫行騒動から10年。7月には、かつてレギュラー出演していたフジテレビの『めちゃ×2 イケてるッ!』に出演。9月からは、加藤浩次と共に極楽とんぼとしての単独ライブツアーを開始していましたから、既定路線だったのでしょう」(芸能関係者)
今でも世間の山本アレルギーは根深いものがあるが、
「吉本興業の筆頭株主でもあるフジテレビが、この復帰を後押ししたと言われています」(同)
視聴率低迷にあえぐフジだが、特に『めちゃイケ』は最大のお荷物。山本を視聴率回復のカンフル剤にしたいという見方の陰に、実は本当の狙いがその先にあるという。
「山本の復帰は、あくまでも観測気球。視聴者からの批判がどれだけ来て、その後、落ち着いてくるかというシミュレーションだと言われています。フジが本当に狙っているのは、島田紳助の復帰です」(構成作家)
'11年8月、暴力団関係者との“黒い交際”を理由に芸能界を引退。以降、隠居生活を送っている紳助は、雑誌インタビューには何度か登場しながらも、「復帰はない」を繰り返している。
「しかし、あれだけの話術の才能を持った男ですから、本心は“また自分の声を届けたい”ですよ。実際、ベッキーのゲス不倫問題や、石坂浩二の『開運!なんでも鑑定団』降板問題のときは、コメントを発表していますし、本人も復帰に色気たっぷりです」(同)
紳助復帰にあたり、フジが用意するのは、まずは『ヘキサゴン』の復活だという。
「りゅうちぇるや滝沢カレンなど、新世代のおバカも揃っているし、盛り上がることは間違いありません。また“老後に残すべきは金と筋肉”が持論の紳助は、筋トレブームを盛り上げたい思いもあるようで、番組企画をいくつか温めているという話もあります」(同)
11月26日放送の『誰も知らない明石家さんま 初のロングインタビューで解禁!』(日本テレビ系)で、さんまが島田紳助への思いを語った。番組ではさんまに「島田紳助さんをどう思ってる?」という質問がぶつけられた。さんまはそんな紳助について、「芸能界に帰る気ないんだなって思ってます」と語っている。
ただ問題は世間の目。安易な島田紳助復帰は、暴力団との関係がとり正されている限り慎重にならざるを得まい。それでもやるか? フジテレビ。