記憶障害という病を患い小豆島で離れて暮らす母を求め、少年が愛犬を相棒に横浜から自転車で旅に出るロードムービー。
阿部と夫婦役で武井の母親役を演じた鈴木は「道中で頑張る1人と1匹が成長していくのが本当にうれしかったし、自転車で走る姿に胸がグッときました」と共演した武井に優しい眼差しを注いでいた。
実生活では未婚の鈴木だが、子を思う母から妖艶な愛人まで幅広く演じ、さすがにベテランの風格。
「病気のことも考えるけど、子供が大切でしょうがない、お母さんも頑張ってるという『愛情』を第一に考えて演じました」と理想の母親オーラ全開で美しい微笑みを浮かべ、会場に集まった親子を魅了した。