非難の対象となっているのは、浜田雅功が「ビバリーヒルズ・コップ」のエディー・マーフィーに扮し、顔を黒塗りにしたこと。番組としては笑いの1つと考えていたようだが、「人種差別的」だとして、Twitter上で一部から批判の声が上がったのだ。
この件は日本だけにとどまらず、アメリカにも飛び火。5日付のニューヨーク・タイムズにも「黒塗りメークが物議を醸している」として、批判・擁護それぞれの意見を交え、事細かに紹介される。
日本では「差別的な意図はなかった」との見方が大方だが、人種差別と受け取る人も一定数存在しているようで、現在もその内容について議論が繰り広げられている。
さらにタレントのベッキーが番組中にムエタイ選手と思われる女性から、お尻を蹴られる「タイキック」を受けた件についても一部から「女性に暴力を振るうな」批判の声が。これについては「毎年蝶野正洋に殴られ続ける月亭方正は良いのか?」など異論もあり賛否両論となっているが、今年はなにかと批判の声がつきまとう内容となった。
「昨年の『絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時』の視聴率は17・3%で、8年連続民放首位。日本テレビとしては、ドル箱ですから、今後も放送を続けていきたいはず。
ただ、これだけ批判の声が噴出してしまうと、それを無視することはできず、誰かが責任を取らざるを得なくなることも予想されます。
その場合『全員の責任』として、番組を打ち切りにするかもしれません。一部の批判ではありますが、ダウンタウンをはじめとする出演者が、揚げ足とりとも思える批判に嫌気が差し、番組の終了を選択する可能性も、ゼロではないでしょう。
元々『ガキの使い』は出演者とスタッフのつきあいがながく、みんなで作ってきた番組なので、『誰かのクビが飛ぶなら、番組を止める』となる可能性も否定できません」(芸能関係者)
人気番組だけに打ち切りは惜しい。なんとか存続させてほしいものだが…。