CLOSE
トップ > 社会 > 二股を操り男を葬った婚活サイト殺人裁判

二股を操り男を葬った婚活サイト殺人裁判

 さいたま地裁でいわゆる“首都圏連続不審死事件”で殺人などの罪に問われている木嶋佳苗被告(39)に死刑判決が言い渡されたのが、2012年4月。それから2年後の今年7月、同じさいたま地裁で“宮城婚活サイト詐欺殺人事件”の裁判員裁判がスタートした。

 被告人は、宮城県に住む伊藤早苗(44)と菊地広光(49)。2人は'12年11月に、いわゆる「お見合いサイト」で知り合った埼玉県の電気設備業・白田実さん(67=当時)を共謀して殺害し、現金などを奪ったとして強盗殺人や強盗殺人未遂などの罪に問われている。
 「木嶋被告と異なるのは、この伊藤被告が、同じく婚活サイトで出会った菊地被告と白田さんとで二股をかけ、菊地被告を共犯にして殺害を実行させているという点です」(司法記者)

 7月7日に行われた初公判では、菊地被告は全面的に公訴事実を認めた。一方、伊藤被告は殺害は認めたものの、現金などを奪ったことについては一部否認。起訴状や証拠によれば、伊藤被告は白田さんから1000万円以上を借りており、返済を迫られていた。
 「伊藤被告は貢いでもらったお金を生活費に充てる一方で、宝石などの貴金属も購入していたそうです。しかし法廷に現れた伊藤被告はかなり太っており、お洒落なイメージとはかけ離れていました」(同)

 伊藤被告と交際するまでは、女性と付き合ったことがなかったという菊地被告は、法廷でこう語った。
 「給与は全て渡していましたし、貯金も崩しました。伊藤は白田さんのことを『借金を理由に肉体関係を迫られていて、会うたびに肉体関係を持っている』と話したので嫉妬心を覚えました」

 木嶋被告同様、男を骨抜きにするのには見かけは関係ないようだ。

社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ