「これまでにも井上真央さんや志田未来さんなど、子役として活躍しつつ、現在も第一線にいる女優さんは多いですが、井上さんも志田さんも一時、メディアに出ない時期がありました。しかし、芦田さんの場合はずっとテレビに出続けています。これは芦田さんが名門・慶應中等部に合格したことが大きいと思いますよ。知的なイメージがついたことで、子役時代とは違ったCMにも出演できていますし、CM出演本数もキープしている。バラエティやイベントに出ても知的なコメントを残すので、現場もまた使いたいと思います」(芸能ライター)
実際、現在、芦田が出演しているグリコ『パナップ』のCMでは、見事に等身大の中学生の姿を演じ、YouTubeで配信されているCM動画の再生回数は290万回を越えている。中学生の芦田だからこそできる役だったとも言えるだろう。
「子役の頃は、子供にスポットライトを当てたドラマなどで主役を張れていましたが、中学生となると、女優として活躍するには配役の幅がある程度決まってきてしまいます。ですが、芦田さんはバラエティなどでも変に大人ぶらず、『宿題が終わっていない』など、“らしい”姿を見せることで好感度が高いのでしょう。世間は『あの愛菜ちゃんが…』というように、親目線になり、いつまでも芦田さんの成長を見守っていたいという心境になります。この時期に現実とかけ離れた役を演じると、『演技力がない』と評価されがちですが、芦田さんは今の自分に合った仕事を選択しているように思います。今後の子役たちのお手本となるかもしれません」(前出・同)
10月からはNHK連続テレビ小説『まんぷく』で語りを担当することになっている芦田。さらに活躍の幅を広げるようだ。