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歌が下手だってアイドルだ!!

 アイドルグループ、乃木坂46の冠番組「乃木坂って、どこ?」(テレビ東京系)が1日深夜に放送された。今回は、「秋元・生駒プレゼンツ 乃木坂46スキー合宿」として、スキーが得意だという秋元真夏と生駒里奈がそれぞれチームを率いて対決するというもの。その中でカラオケ対決も行われたが、ある二人のメンバーがオンチすぎると話題になった。

 まずはカラオケ対決で秋元チームの二番手を担当した和田まあや。「もうバレるわ、下手なの」と苦笑いしながら歌いだしたのは、なぜか童謡の「チューリップ」。イントネーションがおかしいと指摘されながら結果は62.487点。分析レポートでは、「低音をおざなりに歌っていませんか? 全体を通して丁寧に歌うよう心掛けて」と書かれていた。スタジオで和田は、「乃木坂に入るまで自分の歌、下手だと思ったことなくて、でもみんなから、下手だねって言われて、私って歌、下手なのかな…」と思うようになったという。その後、MCのバナナマン、日村勇紀が、「チューリップ」の音程の個人授業をはじめるも、なかなか修正は難しかった。

 もうひとりは秋元真夏。以前、同番組で小泉今日子の「なんてったってアイドル」を歌うも、その後、同グループの生田絵梨花や中元日芽香らに、下手過ぎると指摘された彼女は、「鼻歌で鍛えている」ため格段にレベルが上がっていると自信満々。再び「なんてったってアイドル」を選曲し、リベンジを試みた。歌唱中、カラオケの音程表が掲示されるも、まったく音程はあっておらず、突然、「これ以上は放送できません…」とのテロップとともに、映像は打ち切られた。秋元はスタジオで、「歌っている時はうまいと思っていて、終わった後に、マネージャーさんが(放送できるかの)会議をはじめて、そこでわかりました」と語った。バナナマンの設楽統から、「事件ですね、これ。ヤバいね。クソ下手だねと」指摘されると秋元は頭を抱えていた。さらに、設楽に「職業のところにはなんて書いているの?」と聞かれると、恥ずかしながらも秋元は、「歌手です」と答えていた。

 今回、乃木坂46のカラオケ企画で、歌が下手なメンバーが明るみになったが、ライバルグループのAKB48にも歌が下手であると言われているメンバーがいる。まずは、北原里英。彼女の研究生時代に劇場公演で「大声ダイヤモンド」の出だしのソロ部分を担当した時の動画がインターネット上にアップされているが、この歌が下手過ぎると、ファンの間では、「北原ダイヤモンド」と伝説化している。その北原に、「世代交代かもね」と言わしめたのが、小嶋菜月だ。「AKB48グループ夏祭り」で開催された「歌へた王座決定戦」で見事優勝している。彼女の歌を聞いたメンバーからは、「こんな衝撃は人生ではじめてですね」(内田眞由美)、「音が一個もあわない歌ってすごいと思った。音があわずに歌うってなかなかできない」(片山陽加)と言われてた。また他にも、「希望的リフレイン」で渡辺麻友とともにセンターを担当した宮脇咲良、宮脇と同じくHKT48の朝長美桜も歌が下手だと言われている。

 ここまで名前があがってきた多くのアイドルの共通点は、なぜか、自信満々なところ。最近ではよく、テレビの歌番組で「生歌かどうか」が議論されることが多いが、アイドルにとって必要なのは、生歌かどうかなどではなく、「最後まで自信満々に歌いきる度胸」なのかもしれない。

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