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福岡県で「人魚の骨」! 「謎の怪物」は海の異変を伝える使者なのか?

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画像はイメージです。

 右の写真は福岡県博多市冷泉町「竜宮寺」に秘蔵されている「人魚の骨」なる写真である。

 こちらの「人魚の骨」は竜宮寺内にて展示されており上腕骨のような太い骨が3本、関節のような骨が3本の計6本が残されている。竜宮寺の話ではこの骨は安永年間(1772年〜1781年)に寺の境内から掘り起こされたものだという。

 竜宮寺には多数の人魚伝説が残されており、当時の掛け軸には140メートル以上あると思われる人魚が、地元漁師の手によって捕獲されたという逸話も書かれており、人魚が埋葬されたという人魚塚もある。そのような背景もあり博多地区ではこの不思議な形をした骨は人魚の骨ではないかと言われているのだ。

 果たしてこちらの骨は本当に人魚の骨なのだろうか…?

 とある説によると、かつて九州〜沖縄地方にはジュゴンが海を渡り生息していた時期があったという。

 ジュゴンはひれで子を抱いて、立った形で海上に浮くという独特のポーズから西洋では人魚のモデルとされている。

 現に同時期の沖縄では「ザン」と呼ばれる不気味な魚の怪物が捕獲された記録が残っているのだが、こちらの正体もジュゴンではないかと言われている。沖縄の民族学者の書いた『竹富島誌』によるとザンは日本最大の津波として知られている「八重山津波」を人間の声で予言した、と記載されている。予言の部分は誇張にしても、大津波の影響で沖縄に生息していたジュゴンが浜辺まで追いやられ人間の目に留まりやすくなっていたのは間違いがないだろう。それまで見たことのない謎の生物が陸に打ち上げられ、地元人が恐怖し「人魚の予言伝説」として伝わったということは十分に考えられる。

 そのため博多の人魚伝説の正体も大津波の影響で沖縄に生息していたジュゴンが九州へ多数逃げ出し博多で捕獲され「海の怪物=人魚」とされたのではないかと思われる。

 近年、日本海側で多数目撃されている「ダイオウイカ」。これまで我々が直接見たことのない不気味な生物が目撃・捕獲されるという点では今回の人魚伝説と非常に似ている部分があるかと思う。あくまでオカルト的な話ではあるが、やはり日本の海に何か異変が起こっているのではないだろうか…?
(山口敏太郎事務所)

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