実はある程度規制を緩めた背景には、タレントが所属しやすい環境を整えようとする事務所の裏心があるという。
「数十年前までは、ジャニーズタレントが結婚するなんて想像もできませんでした。木村拓哉さんは絶頂期で無理やり結婚にこじつけましたが、むしろそれ以降、事務所は恋愛に対して厳しくなった印象です。元KAT-TUNの赤西仁さんや田口淳之介さんの退所の原因の一つが、そういう環境に嫌気がさしたからだと言われています。しかし、最近のジャニーズはV6の岡田准一さんとバツイチの宮崎あおいさん、森田剛さんとバツイチ子持ちの宮沢りえさんの結婚を許すなど寛容。SMAP解散以降、所属タレントからの信頼が薄れていると言われていますから、事務所としては懐の大きさを示したかったんでしょう」(芸能関係者)
SMAP解散当初は、現場でも平気で事務所の“悪口”を言うジャニーズタレントもいたという。しかし、最近ではV6をはじめとする先輩らが後輩に事務所の良さを説いているようで、不満も収まりかけているそうだ。
一方で、事務所が大きな期待を寄せるのが嵐だ。SMAPの次を担うグループとして事務所は大切に扱っている。
「寛容になったといえど、嵐のメンバーの恋愛報道にはお冠だと聞きます。事務所は『嵐だけは』という想いが強いようで、まだまだ結婚をさせる気はないようです。報道が出たのも、『“バッシングされてどれほどファンを悲しませているか実感すればいい”という事務所の策略だった』と言う関係者もいるほどですよ。TOKIOの山口達也さんが書類送検されたことで、さらに、嵐に対する事務所の期待度は上がっているようですね」(前出・関係者)
期待をかけてもらえるのがいいのか悪いのか…。嵐の各メンバーは何とも言えないところだろう。