米テキサス州の非営利団体が運営するウェブサイトに、3次元プリンターを使ってプラスチック製の拳銃を製造する方法が公開され、騒動になっている。
「アメリカの法律だと、販売しなければいいことになっている。自宅で製作する分には何を作ってもいいわけです」(事情通)
昨年12月、米東部コネティカット州の小学校で、児童など26人が殺害された乱射事件を受け、銃の規制強化のための法案が議会上院で審議がされてきたが、否決されてしまった。それだけに、新しい技術を銃の製造に使おうという今回の動きに対し、大きな波紋が広がっている。
「アメリカの世論は、肯定派と否定派で割れています。しかし文明の発展を遂げるときは、こうした論議が起きるものでしょう。少しエッチな観点から見れば、ダッチワイフや、女性器なども作れますので、そっち方面でも話題を呼んでいます」(通信社記者)
もともとは医療の分野などでの活躍が期待される3Dプリンターだが、技術の発展に比べて、モラルの方は追いついていないようだ。銃の規制強化に賛成の議員は、「3Dプリンターを使った武器の製造を禁止する、新たな規制が必要だ」と訴えている。
「従来までは金属やプラスチックなどの硬い素材しか扱えなかったようですが、性能が上がり、柔らかい物も可能になりました。アダルトグッズの分野でも、さまざまなパーツが作れるはずですよ」(アダルトグッズメーカー)
理論的には設計図さえあれば、好きなアイドルの唇や手の形、乳房や尻などもプリントアウトできる。まさに科学の進歩は、同時にエロスの進歩でもあるといえるようだ。