驚きました。新潟一番の繁華街といわれた古町通り。土曜日で午後7時を回ったところだというのに、かなりの数でシャッターが降りているのです。この日は、8月の最終土曜日、日本テレビは「愛は地球を救う」のキャンペーン。若いスタッフが忙しく飛び回っている一方で、古町の閑散さが浮き彫りにされているようで寂しい思いがしました。全国の地方都市が抱えるシャッター化現象。バブルはもう遥か遠くなのですね。
新潟では最終日に、ウイナーズサークルで予想トークショーと、最終レース後にパドックで、当日の回顧を行います。この日のゲストは木下優樹菜さん。彼女とのイベントは東京競馬場の安田記念以来。予想を的中して「チョリッス!」といきたいものです。
さて「新潟2歳S」です。現在の芝1600mとして行われるようになってから、まだ6年の歴史しかありません。その中で、代表格は昨年の勝ち馬エフティマイア。桜花賞2着、オークス2着。新潟2歳S後の凡走の繰り返しが、まるでウソのような快走でした。
過去6年で1番人気が3勝。昨年以外はすべて馬券の対象。ゆえに穴党であっても1番人気馬は、どこかに押さえておかないといけませんね。今年の最大の特徴は、一歩でも前に出て逃げ込みたいという馬が多いこと。恐らく直線はニ転三転と大勢がドラマチックに変化しそうです。
◎はゴールドスパークルです。
前走の新潟の新馬戦(芝1800m)を計ったように差し切り勝ち。前半の半マイル通過が50秒3で、5F通過が63秒4。ものすごいスロー。この遅い流れでも向正面でしごかれて、3角では後方グループでステッキ。そして4角で前のメジロルマンがフラついたアオリを受け、進路変更。さらには直線で前を行くロードアイアンが大きく内に寄れて急ブレーキ。万事休すでしたが、間をかき分け見事に前を捕らえきりました。しかもラスト3Fが33秒9。重馬場でこの瞬発力、この破壊力は一流の証しです。
馬格は420kgと小柄ですが、父のステイゴールドもきゃしゃで勝負強さが売り物。展開を味方に外回りを一気差しです。