で女子向けのCMに対し、社会に出たばかりで不安がいっぱいの“ヒヨコ男子”たちに向けて作られた同CM。それが、オトメン(乙男)〜夏〜(フジテレビ系)で、連ドラ初主演を果たした20才の若手俳優・岡田将生にとり憑いた? ハリウッド大俳優・渡辺謙の携帯。ホリキタ&カエラの軽やかさに比べてどうよ、この重さ。一応、ケン・ワタナベは執事って設定みたいで控えめなのだが、「寒いから震えているわけじゃない!」とか言って橋の上で震えてみたり(バイブ着信を表現)、けっこう威圧的。何から何までバカっぽい岡田の横に張り付いていて、彼に「(娘の)杏に手を出すなよ!」とか言ってそう。岡田が萎縮してしまわないか心配だ。しかし、そんな心配をよそに携帯(日本の大俳優にしてハリウッド進出も果たした、ケン・ワタナベ)を大雨のベンチに忘れてきてしまう岡田。やっと思い出して取りに来た彼に「防水携帯だけど濡れたら拭いてね」みたいなオチを吐くびしょ濡れのケン・ワタナベ携帯。カワイソウすぎるよ。
日本では「沈まぬ太陽」とかシリアスな役のイメージが強い渡辺謙。だけどハリウッドでは「硫黄島からの手紙」以外は、「バットマン ビギンズ」や「ダレン・シャン」などアメコミの悪キャラの印象が強い(7月公開、レオ様と共演の「インセプション」は一応シリアス)。ちょっとかわいそうな気もするが、所詮、あっちでは日本人俳優の扱いってその程度らしいからケン・ワタナベが「擬人化した携帯電話」に扮するって、ハリウッド的には理想なのかも。それにしても心配なのが、まんま「ゆとり新入社員」みたいなボケたリーマンの役をやらされている岡田将生。加瀬亮と共演した「重力ピエロ」のシリアスな美少年はいったいどこへしまったのやら? 不思議だ。<イケメン好きのコダイユキエ>