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離婚アドバイザーも唸る 3年間で4倍に増えた“男のDV被害”の実態

 DV(ドメスティック・バイオレンス=配偶者・恋人からの暴力)被害者が女性ばかりと思っていたら大間違い。警視庁の調べで、昨年までの3年間を見ても女性の1.4倍に比べ男性の4.1倍と、男性の被害相談の増加率が高まっていることが判明しているのだ。
 「'01年の相談件数は女性3553件で、男性55件。その後、女性からの相談は増えて昨年は4万6252件。これについては世相を反映しているが、驚くべきは男性。件数では女性よりかなり少ないものの、'11年に1000件を突破し、'13年には3281件となったのです」(社会部記者)

 その内容は「事業がうまくいかず妻が精神的に不安定になり、暴力が収まらない」「彼女に刃物を振り回された」などだとか。
 離婚アドバイザーの露木幸彦氏が、こんな例を挙げてくれた。
 「最近は、結婚資金やマイホームの頭金、子供の教育資金の大半を妻が出し、夫が育児や家事の半分以上を担う、いわゆる“格差婚夫婦”が増えています。私のもとにも、数年年前から妻に怪しい行動が目につくようになったという旦那さんから相談がありましたよ」

 夫が妻のスマートフォンのGPSをチェックすると、定期的に同じアパートの駐車場に車を止めた形跡が残っていたという。そこで、逐一位置情報を確認できるようにスマホを設定、妻がそのアパートから出てきたところを押さえた。
 「結局は男の所へ通っていたわけですが、妻は逆ギレ。『誰のおかげで今の生活をできていると思っているのよ!』と暴れて足蹴りをしてきたというのです」(同)

 揚げ句、なぜか夫が土下座せざるを得なくなり、それでも収まりがつかず警察へ助けを求めることになったという。
 「働く妻から見れば、上司や部下はある程度思い通りに操れるが、夫はそうはいかない。それなのに、稼ぎもないのに自分名義の家に大きな顔をして居座っているから余計に頭にくる。夫は離婚したくなければ、態度や言動を改め寛容になるしかありません」(同)

 ますます肩身が狭い。

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