「劇中にはこれまでの名シーンが織り込まれ、近藤真彦、杉田かおる、鶴見辰吾、伊藤つかさ、川上麻衣子、ひかる一平らこれまで同シリーズから巣立っていった150人以上のOB・OGが出演。いまは一般人となっていても、『ああ、あんな生徒もいたよな』と思える顔ばかりで感慨深かった」(ベテラン芸能記者)
その中の1人として登場したのが第1シリーズにバリバリのツッパリ・山田麗子役で出演していた参院議員の三原じゅん子氏。「同級生をリンチをするシーンでは自分では殴らず大人数を指揮し、『顔はやばいよ、ボディやんな、ボディを』のセリフを吐いて当時の流行語に。以後、三原は“ツッパリキャラ”のイメージが定着した」(テレビ関係者)というが、昨年、参院選に出馬した際はある“公約”を掲げていたというのだ。
「『当選したら女優を引退する』と宣言していた。『もし落選したらどうするのか?』と聞いた記者には『そんなこと考えてません!』とキレたというだけに、まさに“背水の陣”で選挙戦を戦い抜き見事に当選した」(永田町関係者)
そんな経緯があっただけに、今回のドラマ出演をめぐってもひと悶着あったというのだ。
「当初は三原氏にお声がかからなかった。武田の『政治に専念してほしい』という配慮と、制作サイドの『集票のために利用されては困る』という意向。ところが、三原氏は『なぜ、自分が呼ばれないの? 忙しくてもスケジュールは空けるつもりだったのに!』と激怒。武田に直談判し出演が決まったようだ」(同)
とはいえ、東日本大震災の発生で政治家たちは浮かれている場合ではなく、自身のブログで、アロマオイルの香りを楽しんでいたことをつづった、衆院議員の三宅雪子氏は一部週刊誌やネット上でたたかれてしまった。
「そんな現状を配慮したのか、三原氏の出演シーンは少なく、あまり目立たなかった。ただ、エンドロールでは出演者の一番最後に名前を連ねていたが」(同)
とはいえ、三原氏は少ないシーンながらもしっかり泣きの演技をみせ、染みついた“女優魂”を伺わせていた。