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『ナイト・ドクター』に“やりがい搾取”の指摘?『MER』とネタ被りも「リアリティある」称賛の声も

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波瑠

 月9ドラマ『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)の第10話が6日に放送され、平均視聴率が11.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが各社で報じられている。第9話の9.1%からは2.3ポイントのアップとなった。

 第10話は、雷雨で『あさひ海浜病院』一帯が大規模停電になってしまう。『あさひ海浜病院』には自家発電が備えられており、停電後、しばらくして無事に自家発電に切り替わったが――というストーリーが描かれた。

※以下、ネタバレ含む。

 ​>>『ナイト・ドクター』、問題発言に「誰かを傷つけるセリフはやめて」「モヤモヤ」苦言相次ぐ<<​​​

 大規模停電では、自家発電を備えたあさひ海浜病院に、近隣の病院や自宅療養中の患者の搬送を依頼するホットラインが何度も鳴り響く。病床が満床になった後も、患者のベッドを置くなどして対応してきたものの、とうとう人工呼吸器も出払うという展開になった。

 「実はストーリー前半、ナイト・ドクターチームは一晩で2人の患者を救えず、美月(波瑠)は無力さから涙。そうした経緯もあり、この雷雨の夜は救える患者を受け入れまくることに。人工呼吸器が足りなくなった後も手動式の人工呼吸器を使用し、朝まで交代しながら手動で酸素を送り続けていました。しかし、これにネットからは『手動なら他の病院でもできるじゃん』『人工呼吸器ごと患者搬送すればいいのに』『わざと大変にしようとしてるようにしか見えない』といったツッコミが噴出。“やり遂げた感”を出すための不自然なやりがい搾取だと指摘する声が寄せられてしまいました」(ドラマライター)

 一方、“病院が停電する”というシチュエーションは、日曜劇場『TOKYO MER』(TBS系)第8話と同じ。しかし、『TOKYO MER』の場合、予備電源に切り替わらず、病院でMERメンバーが奮闘する様子が描かれることに。同じ停電ネタでも内容が被らなかったことへの感心もあった。

 「『TOKYO MER』では、非常用電源がなぜか崖の下にあり、雨による土砂崩れによって埋まってしまうという現実離れした展開でしたが、『ナイト・ドクター』は、自家発電のある病院に近隣の病院や自宅療養者が殺到するという、より現実味のある展開でした。予告では、“停電”しか描かれていなかったために、放送前は内容かぶりを危惧する声が聞かれていましたが、放送後、ネットからは『リアリティあった』『こういうこと現実でもあるんだろうな』といった感心の声が集まっていました」(同)

 次回は最終回となる本作。ナイト・ドクターチームは解散を言い渡されたが、果たしてどうなるのだろうか――。

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