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新日本プロレス 真壁刀義が本紙に予告通り、永田裕志を血に染めた

 新日本プロレス「G1クライマックス」公式戦3日目が8日、横浜文化体育館で開催された。本紙に「出血洪水警報発令」を予告していた“キングコング”真壁刀義が、宣言通りIWGPヘビー級王者の永田裕志に口から毒霧ならぬ“血霧”を大量噴射。そのまま3カウントを奪い、見事7・6“血戦”のリベンジを果たした。
 「これが現実ッ!」。ついに真壁が現王者から3カウントをかっさらった。
 G1公式リーグ戦3日目となるこの日のメーンでAブロック首位をひた走るIWGPヘビー級王者・永田と対戦した真壁。7月6日のタイトル戦で血みどろ壮絶マッチに敗れて以来となるリベンジ戦に臨んだ。
 約1カ月前にこめかみをエルボーでパックリ裂かれ、大量出血した忌まわしい記憶。無論はらわたは煮えくり返っていた。ゴングもロクに聞かず奇襲攻撃。動物的本能で猛突進し、自ら苦汁をなめたエルボーの乱打戦を仕掛けた。
 だが、中盤には“ミスターIWGP”永田のしたたかさに手をこまねく。ランニングニードロップで自爆すると、その左足を集中砲火。ドラゴンスクリュー、アンクルホールド、ナガタロックでグングン絞めあげられ、苦悶するしかなかった。
 それでも最大のピンチをなんとかロープブレイクで回避。するとミドルキックを放ってきた永田の足をキャッチし「毒霧?ありゃ血だよ、血!」という真っ赤な“血霧”を噴射。横浜の夜に血の霧雨を降らせると、そのままチェーン巻きラリアート、キングコングニードロップをブチ込み、永田の息の根を止めた。

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