☆中山11R「皐月賞」芝2000メートル
◎6アウトライアーズ
○2スワーヴリチャード
▲8ファンディーナ
△4カデナ、13サトノアレス、17ウインブライト
群雄割拠を制し、頂点に立つのはアウトライアーズ。「デビューした時から、GIを意識して来た」。相棒の田辺騎手がぞっこん惚れ込む逸材が、その片鱗を示したのはトライアル・スプリングS。わずか0秒1差(2着)で長蛇を逸しているが、本番へ大きく望みをつないだことも確か。休み明けで、重賞初挑戦。状態は本番を見据えて、トライアル仕様の仕上げだったからだ。1度使って、ガス抜きが出来たし、上積みは大きい。「心臓も体も申し分ない、と獣医から太鼓判を押してもらった」と、指揮官の小島茂調教師は胸を張った。初勝利を挙げたのが、今回と同じ中山2000メートル。ここまで、<2100>と、抜群のコース相性もアドバンテージ。デビュー以降、<2210>と、すべて3着以内に入っている、センスの良さも特筆されて良い。血統背景から「道悪馬場になっても問題ない。経験はないが下手ではないハズ」(小島茂調教師)となれば、大いに期待できる。
☆中山10R「春雷ステークス」芝1200メートル
◎7キングハート
○15アルティマブラッド
▲14トウショウドラフタ
△1コスモドーム、4サザナミ、8オウノミチ
昨夏の、西部日刊スポーツ杯2着を皮切りに、ここまで<2312>。1戦ごとに地力強化の跡を示す、キングハートでもう一丁いける。その斑鳩Sで、1400メートルを克服したことも高く評価できる。一方、1200メートルは3勝、2着1回と結果を出している十八番の条件。前走比3キロ減のハンデ54キロも強調材料で、ここはあくまで通過点に過ぎない。
☆中山9R「利根川特別」ダ1800メートル
◎15トウカイエントリー
○12リアリスト
▲7ネイビーブルー
△1フジマサクラウン、2ダンディーレイ、5サクラルコール
今シーズン、(2)(2)(3)着と毎回、上位争いに加わっている、トウカイエントリーで今度こそ。とりわけ、前走の千万条件は実力を再確認させた。担当の中村調教厩務員は、「飛節が悪く、スタートしてから踏ん張れず、先行力を生かせなかった」と、敗因を説明。リベンジを誓う。短期放牧を挟み、状態も雲泥の差。最終追い切りはWコースで、自己ベストを更新したほど。期待できる。
☆中山8R「鹿野山特別」芝2000メートル
◎3カラビナ
○5ソールインパクト
▲4テオドール
△7レッドアルティスタ、6ウインテンダネス、11ジョンブドール
本命にはカラビナを推す。昇級初戦の尾張特別で0秒2差(2着)の接戦に持ち込み、1発でメドを立てているからだ。もともと、使われながら良くなるタイプで、休み明け3戦目((7)(3)着)の今回は走り頃。狙い頃。差し脚を爆発させるとみた。
☆中山12R「春興ステークス」芝1600メートル
◎2ストレンジクォーク
〇9ドーヴァー
▲7マイネルメリエンダ
△4オートクレール、8ヒーズインラブ、12ルグランパントル
デキの良さが目立つ、ストレンジクォークに期待。昇級は形だけ。準オープンで2着2回と、実績を残しており実力はここでは互角以上の評価を与えられるからだ。全4勝は、1800メートル〜2000メートルで挙げている中距離ランナーだが、1600メートルも心配無用。対応できるスピードが備わっているからだ。適度に荒れて、力の要る馬場状態もこの馬に味方しそう。
☆阪神11R「難波ステークス」芝1800メートル
◎12ハクサンルドルフ
○9ハナズレジェンド
▲6ミエノサクシード
△2ペガサスボス、7ティーエスネオ、10ショウナンバーキン
本命に推した、ハクサンルドルフはNHKマイルカップで6着(0秒3差)と好戦している実力の持ち主。ここでは大威張りできる。昇級初戦の元町Sでいきなり2着と好走、メドは立っている。人気を集めた新春Sは8着(0秒4差)と、期待を裏切っているが、敗因は明らか。外からプレッシャーをかけられ、不完全燃焼に終わったもの。結果的に3番枠が災いしただけに、12番枠は理想的。<2200>と、得意の阪神コースに替わるのも強調材料。起死回生の一発が決まる。
☆福島11R「福島民報杯」芝2000メートル
◎14サンデーウィザード
○9シャイニープリンス
▲15マイネルミラノ
△2シャイニングレイ、8トルークマクト、16ステイインシアトル
特別2連勝中と、本格化著しいサンデーウィザードの勢いは止まらない。初のオープン入りだが、目下の充実度はそれを補って余りある。ハンデ55キロ(前走比2キロ減)も魅力だし、3連勝は決して夢ではない。
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。