嵐は、仲がいいことで有名。10代のころ、ジャニーズJr.としてレッスンを積んでいるころから、その片鱗は見られた。嵐・二宮和也と相葉雅紀、KAT-TUN・亀梨和也、風間俊介には、共通点があった。総武線の沿線に住んでいたのだ。
都内のレッスン場から家路に着くとき、必然的にこの4人が一緒になり、“総武線仲間”を結成した。二宮は「かずなり」で、亀梨は「かずや」と読むが、同じ「和也」という名前。二宮と相葉がのちに同じユニットに選抜されたのも、奇妙な縁を感じる。
その縁を、今年もっとも感じたのはV6・坂本昌行だろう。
坂本には、10代でジャニーズ事務所に入所するも退所して、旅行代理店に勤務していた過去がある。サラリーマン生活に不安を感じていたとき、KinKi Kidsと会い、復帰を決意。同期のTOKIO・国分太一を介して、事務所に戻った。「0からの再スタート」。そんな思いで、およそ2年間、少年隊・東山紀之の付き人を経験。やがて、V6としてCDデビューできた。
坂本にとって東山は、先輩であり恩師でもある。そんなふたりが今秋、舞台『フランケンシュタイン』でダブル主演をはたす。フランケンシュタイン博士と、博士が作った怪物を、公演ごとで役替えするのだ。2000年に上演されたダンスミュージカル『PLAYZONE』ですでに共演しているが、対等な主役という立場は初となる。
嵐、関ジャニ∞、KAT-TUN、V6、少年隊。スターに運命は切り離せないようだ。