−−休み明けの前走は8馬身差の圧勝。走破タイムの1分49秒5はコースレコードでした。
安田調教師「仕上がりは良かったが、初めての古馬相手。正直、『どこまでやれるかな』という気持ちだったが、終わってみればあの結果だからね。改めて、この馬のダート適性の高さを思い知らされた」
−−デビュー当時の評価は?
安田師「芝の新馬戦で1番人気になったように、ある程度、調教は動いてはいたが、ここまで走る馬という感触はなかった。母のシネマスコープ(5勝)もウチの厩舎にいたが、430キロ台と小柄で距離も千六まで。この馬とは全然タイプが違う。ダート適性はお父さんのワイルドラッシュが強く出ているんじゃないかな」
−−中間の状態は?
安田師「1週前にコースで追って、当該週は坂路で終い重点にやるのは前走と同じパターン。疲れもなく、順調にきているよ」
−−最後に期待のほどを。
安田師「松岡騎手なら、テン乗りはまったく心配していない。メンバー的に力と力のぶつかり合い。ここを勝った馬が3歳ダートチャンピオンとして認められると思うが、同じ新潟のダート千八だからね。前走だけ走れば、栄えある新設重賞の初代勝ち馬にトランセンドの名を刻めるだろう」