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本当にあった怖い彼氏(14)〜合コンで血液型を執拗に聞かれた理由〜

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画像はイメージです。

原田恵里奈(24歳・仮名)

 去年、友人が開催した合コンに、かなりタイプの美青年がいました。でも自己紹介の時からクールでしたし、こちらにも興味がなさそうだったので、私なんか相手にされないだろうなと諦めていたんです。でも途中で血液型を聞かれ『B型だよ』と言った瞬間、急に目の色が変わって口説かれました。その後、彼の積極的なアピールもあり、付き合うことになったんです。

 それから数日して、私が彼の家に行ったときのこと。私は料理が得意なので作ってあげていると、包丁で指を切ってしまいました。すると彼はすぐに飛んできて、私の指を咥え始めました。私が何度「大丈夫だよ」と言っても、指に吸い付くのをやめず、瞳孔が開くぐらい夢中になって舐めているのです。怖くなった私は「やめてよ!」と叫んでしまったほど。

 なぜそんな行動をしたのかと尋ねると、彼は血を飲むのが何よりも好きだと白状しました。彼によると今まで、恋人や女友達などに、血液を飲ませてもらってきたらしいのです。その中でも、B型の血は上質なワインを超えるほどの味がして格別なのだとか。また、A型は味が薄いらしく、O型とAB型は普通だとも言ってました。だから合コンの時、目の色を変えてB型の私を口説いてきたのでしょうね。

 それからは、私の血を欲しいと正直に言ってくるようになったのですが、体に傷をつけるのは嫌ですし、血なんてそんなにあげられないですよね。なので仕方なく使用済み生理用品を渡しています。でもそれをジュルジュルとやっている姿はやっぱり怖いですし、自分の血とはいえキスもあまりしたくないです。でも顔は本当に美形なので、今はなんとか我慢していますが、いつまで付き合うかはわかりません。

取材/構成・篠田エレナ

写真・kellylmartineau

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