決勝では「ラウンド・オブ・14」通過後、「ラウンド・オブ・8」でパイロン通過時に規定の角度に足らなかったと、ペナルティーを受けるも、相手選手のマット・ホールもゲート11でペナルティーを受け、ペナルティー分を乗せたタイム差で辛くも勝ち上がる。続く「ファイナル4」では、一番手でフライト。堅実なラインをなぞり、このレースウィークのベストタイムのひとつに入る55.288秒を記録し、見事勝利した。
「ファイナル4」では強風がネックになったとのことで室屋は「ともかく、ノーペナルティーで、スーパータイムじゃなくてもいいだろうと飛びました」と明かした。また、今回は他の選手もペナルティーを受けた場面が多かったということで、「ラッキーもあって勝ち上がったので、今日の勝利は自分の力だけで勝ちあがったものではないと思っています」と心境を語る。
今期は前回のサンディエゴ大会に続き2勝目で、現在ポイントではトップ。ワールドチャンピオンの可能性も見えてきたがそのことについて室屋は「ポイントについてはあまり考えず、コンスタントにいいレースを続けていきたい」とコメントした。(斎藤雅道)