卒業メンバーも一定の条件をクリアしていれば、参加することが可能な今回の選挙、いち早く卒業メンバーの野呂佳代、佐藤由加理、浦野一美が立候補。さらに、すでに人妻となっている大堀恵も手を挙げた。ファンに衝撃が走ったのは、2012年にスキャンダルで活動辞退した平嶋夏海の出馬だ。過去に3回連続26位であった彼女が、今回、どこまで票を伸ばすのか注目が集まる。
また、卒業をすでに発表している板野友美も出馬する。卒業を発表しているメンバーが辞退する中、非常に珍しい。ファンは彼女にどんな最後の花道を作ることができるのだろうか。
逆に現役メンバーながら、立候補しなかったものもいる。もっともはやく立候補しないことを明らかにしたのはSKE48の佐藤聖羅。AKB48では、料理部部長の中塚智実、昨年、チームAから唯一の圏外となった松原夏海、昨年64位であった小森美果が出馬しない。NMB48からは、バラエティで活躍する岸野里香、山本ひとみが不出馬。そんな中、もっともファンを驚かせたのがSKE48、向田茉夏が立候補しなかったことだ。向田はSKE48の次世代エースと期待されるメンバーで昨年は35位。今年、さらなる躍進が確実視されるメンバーと言われていた。
アイドル界の常識を破ったといわれている総選挙。いわば、AKB48を国民的アイドルグループへ導いたイベントともいえるが、あえてその総選挙に出馬しないという判断は今後、少なからず活動に影響がでそうだ。