みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。
桜花賞はこの馬で仕方がないのではないか、という声が聞こえてくるのがポルトフィーノ。ご存じ、女傑中の女傑エアグルーヴが母。姉は偉大なるアドマイヤグルーヴ。デビュー戦が5馬身差の独走。2戦目がオープン・エルフィンSで楽々と主導権を取り、余力を残して2馬身半差。ラスト3Fが34秒4と二段ロケツト。まさに2戦とも一方的な内容。なるほど、桜花賞という声もうなずけるところです。
このポルトフィーノは武豊騎手を背に阪神初日のJpnIII・アリーントンCに出走してきます。当然、圧倒的人気。優勝すると3戦3勝の無敗で桜花賞に王手。ただし、今回はダンツキッスイやルールプロスパーなどが積極策。先手を取れなかったときや、過去2戦と一変した流れに、戸惑う可能性も十分。私はジュニアCを強烈な末脚で差し切ったスマートファルコン◎。マイル戦で巻き返しに期待です。
さて、中山初日のメーンは「韓国馬事会杯」。注目の逸材エイジアンウインズが参戦。暮れの中京で1200mを1分7秒8。余裕を残してこの時計は破格のものです。このエイジアンの出方が大きなポイントになります。
注目はニシノマオ。4歳牝馬でキャリア7戦。まだ底を見せていない魅力があります。とくに芝1200mでは抜群の適応力を披露。デビュー2戦目で優勝したときが、1分8秒7で圧倒。それも2歳の夏。当時2着だったのが桜花賞トライアル2着のアマノチェリーラン。さらに、3戦目の小倉2歳Sで2着。優勝馬は昨年のGI・スプリンターズS快勝のアストンマーチャン。振り返っても出色の内容です。
1200mはフェアリーSにも挑戦。インにやや詰まる厳しいレースを強いられながら3着に好走。このときが初めての中山。急坂でも問題がないことを実証しました。前走は1年ぶりの実戦で、馬体も14kg増。かつ初めてのダート戦。それゆえ着順は参考外です。
ひと叩きして、ベストの芝1200mの舞台。鞍上には今週から待望のJRA所属騎手としてデビューすることになった内田博幸騎手。応援の単!