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中田英寿氏もさぞご満悦? 『サニーサイドアップ』好調の裏

 元プロサッカー選手の中田英寿氏も、さぞご満悦に違いない。
 企業商品SP支援、スポーツビジネス、飲食店運営などを事業とする『サニーサイドアップ』の業績が好調で、大株主の中田氏もにんまりだ。

 '13年6月期決算の好業績は日経の記事でも紹介され、最終利益が前期比64%増の3億5300万円にも膨らんだ。このテの会社としては、かなり高い利益率である。
 売り上げは130億円で前期比25%増。同種の企業が低成長に悩む時代に、大きく躍進した。

 だが、同社は過去に業績がかなり低迷した時期があった。
 リーマンショックの翌年、'10年6月期では、4億円近い最終赤字を出している。再建可能なのか、と周囲は不安視していた。ところが、3年後には見事業績を好転させたのだ。

 同社は販促支援が主力で、スポーツビジネスに強みがある。『ビルズ』というレストラン運営でも利益を上乗せさせた。だが、特に利益に貢献したのは、ボーカロイド(歌声合成ソフトシンガー)の初音ミクを起用した販売促進キャンペーン事業。
 初音ミクは北海道のクリプトン・フューチャー・メディアが開発。サニーサイドアップは、コンビニ大手のファミリーマートと初音ミクとのコラボイベントである『初音ミク アニバーサリー ミク ラバーズ・ファミマ・キャンペーン』の進行支援を行い、成功させたのだ。
 効果絶大との情報が昨年暮れから今年前半にかけて流れ、同社が「'13年6月期通期業績予想を上方修正」したことから「株価が300円ストップ高、さらに買い気配の日もあった」という。

 「今年後半には『ビルズ』ハワイ店を開店。さらに国内初の『O2O専門会社・SPARK』を設立し、積極果敢な攻め姿勢です。ちなみに、ここの社長は30代後半の熟女です」(業界事情通)
 O2Oとは『オンライン・ツー・オフライン』の略で、たとえばスマートフォンで飲食店を検索し、気に入った店を訪問するという消費者の行動を仕事に結びつけようというもの。オンライン(WEB)からオフライン(店舗)へと顧客の購買行動を促進させるビジネスだ。

 いろいろなことをやるサニーサイド、今後のお手並みに要注目!

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