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ぎぼむす最終回VS安室独占密着! 視聴率対決では負けても日テレが“満足している”ワケ

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綾瀬はるか

 さる18日、世紀の対決が行われた。といってもスポーツなどの世界ではない。テレビで、どちらも強力な番組が真裏で激突したのである。

 1つは火曜ドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)の最終回、1つは引退した安室奈美恵さんのラストイヤーを追いかけた『これで見納め!安室奈美恵引退スペシャル!!〜最後の1年と最後の1日に独占密着〜』(日本テレビ系)。まさに、どちらもラストとなった裏番組対決となったわけだが、その結果は?

 「『ぎぼむす』の最終回の平均視聴率は自己最高の19.2%(ビデオリサーチ調べ、関東/以下同)。対して、安室ファイナル特番は15.0%と、『ぎぼむす』が4.2ポイント差で勝利しました」(芸能ライター)

 だが、日テレとしては今回の“敗退”に、非常に満足しているところがあると言われている。それは一体なぜなのか?

 「実は『ぎぼむす』と同じ火曜ドラマ枠で、約2年前、『逃げれば恥だが役に立つ』の最終回が放送されました。このドラマは最後まで1度も数字を下げることなく、毎回視聴率を更新。最終回の数字も期待されていたのですが、近年のドラマではなかなかない20.8%をマークしたのです。それに対し、日テレは同じ火曜に放送している『幸せ!ボンビーガール』を2時間拡大して臨んだのですが、11.4%と平凡な数字に終わり、『逃げ恥』の裏で惨敗しているのです」(同)

 TBSは現在、日テレ、テレ朝に次ぐ民放3位。時には上位2局を脅かすほどの存在だが、この『逃げ恥』前後から、流れがTBSに向きつつあったと言われている。『ぎぼむす』の最終回が『逃げ恥』を超えたら、さらに勢いが増してしまう可能性もあっただけに、日テレとしては一矢報いたと言えるだろう。

 「日テレは、この10月から、その『逃げ恥』を執筆してヒットさせた脚本家の野木亜紀子にオファーし、新ドラマ『獣になれない私たち』を担当させました。さらに、W主演の一人に新垣結衣を仕込むという、抜け目のない作戦に出ています」(同)

 「目には目を……」ではないが、日テレもずいぶんと姑息な手段を取った、という見方もある。果たして次の勝負の行方は……。

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