来月9日から15日にかけて、全6試合が予定されている「2018日米野球」。侍ジャパンとMLBオールスターチームが激突するこの一戦に、現在ドジャースで活躍する前田健太がMLB側の一員として出場することが決定した。
各メディアの報道を総合すると、前田がチームに合流するのは来月11日の予定。また、今回の追加発表の中では、元日本ハムのクリス・マーティン(レンジャーズ)、コーチとして元巨人の松井秀喜氏(ヤンキースGM特別顧問)、元ヤクルト(当時の登録名はミューレン)のヘンスリー・ミューレンス氏(ジャイアンツ)など、前田と同じく日本にゆかりのある面々の参戦も合わせて伝えられている。
2007年から2015年まで広島に在籍し、2度の沢村賞(2010年・2015年)をはじめとした数々のタイトルを獲得した前田。広島ファンを中心に“マエケン”の愛称でも親しまれた右腕が再び日本のマウンドに上がるとなれば、大きな注目を集めることは想像に難くない。
このまま出場となれば、広島時代の2014年以来4年ぶりの日米野球出場となる前田。今回の発表を受け、ネット上には「メジャーリーガー前田を生で見られるのは嬉しい」、「ドジャースもよく許可出したなこれ」、「マエケンが来たらさらに盛り上がると思う」といった声が寄せられている。
また、中には「マツダスタジアムでの凱旋登板が見れるかも」、「せっかくなら古巣のマウンドで投げてほしい」、「(広島の)大瀬良(大地投手)と投げ合ったりしたらアツいなあ」といったコメントも。来月13日に行われる第4戦は広島・マツダスタジアムでの開催が予定されているが、前田の凱旋登板を期待しているファンも多いようだ。
ドジャースの一員として、29日(日本時間)まで行われたワールドシリーズに帯同している前田。休養を理由に今後出場を辞退する可能性もなくはないが、予定通りに来日・登板となれば、盛大な拍手で迎えられることは間違いないだろう。
文 / 柴田雅人