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丹下日出夫の若駒通信簿 マイネアロマは将来有望

 夏の阪神の芝1800メートル戦のデビュー組といえば、後に阪神JF、オークスのGI2冠を制したトールポピー(デビュー戦は2着だったが…)。そして、昨年はダービー馬ロジユニヴァースが出現したことで知られている。

 もはや来春のクラシックを占う登竜門として定着した感があるが、今年のマイネアロマは、昨年のロジユニヴァースを0秒4上回る1分48秒8の好タイムで堂々の快勝。ビッグネームの牡馬相手ということもあって、下馬評は8番人気と低調ながら、祖母は安田記念、スプリンターズSなど、GI2勝のダイイチルビー。ロージズインメイ×トニービンと、血統も一本筋が通っている。
 452キロの馬体は、牝馬とすれば中型サイズ。タフで確かな血統構成を思えば、単なる仕上がり早の早熟馬とは考えにくい。変に目先の勝利にこだわることなく阪神JF、そして桜花賞にローテーションを定めれば、普通に牝馬クラシックが見えてくるはずだ。

 一方、2着に敗れたダノンアンチョも、巨体を持て余しながらのゴール前強襲。若干、パワー型のダート馬のキラいはあるが、次走が楽しみになった。
 同じ阪神開催の芝1400メートル戦は、フサイチペガサス産駒のカリビアンペガサスが、1分24秒4という走破タイム以上の余力で初陣を突破。ナメると怖い馬かもしれないなぁ。
 なんて、同レースには、前記トールポピーの半妹ヴェラブランカが出走したが、2倍台の高支持を裏切り、10着に惨敗している。馬っぷりは非凡なものがあるとはいえ、やはりクロフネ産駒。根はダート馬なんでしょう。
 日曜の福島芝1200メートル戦のクロフォードは、実にスピード感あふれる内容で1分10秒1。この時期にすでに、古馬500〜1000万と、ほぼ同レベルの記録とあれば、とりあえずオープン特別のひとつくらいは、すぐにもいける。距離も1400メートルまでは普通にもつ。
 札幌の芝1500メートル戦を勝ったビーチブローフィズは、1分32秒2と記録は低調ながら、いかにも急仕上げで、素質だけで走った感がある。2着に敗れたセイウンジャガーズもなかなかの好素材。あの猛追は、2歳馬離れしていたなぁ(こちらも次走は確勝級)。忘れずにチェックしておこう。

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