ボーカルの藤原聡は初の音合わせに「テレビで見た景色だー」と率直な感想のあと「すごく当日が楽しみ」と目前に迫った本番を意識。「初めて自分達の音楽を聴くか方も、今まで応援してくれている方も、全員に向けてしっかり音楽を届けたい」と抱負を語った。
また今年の1月に、同じNHKホールで「紅白に出たい」と発言したことについて問われると「まさか今年の年末に、紅白に出られるとは思っていなかった」と、予想外な出来事だったと告白したが「口に出すということはすごく大事だと、4人で話した」と言霊の威力を再確認していた。
一気にブレイクした今年は「沢山の方が自分達の音楽を聴いてくださった年。でもまだまだ知らない方もいらっしゃるので、もっともっといい音楽を作って、届けてを繰り返しながら、4人で歳を重ねていけたら」と来年以降を見据えながらも、11月22日に藤原が結婚したこともあり「バンドとしても個人個人としても、人生にとって大事な年となった」とブレイクイヤーを実感していることを吐露。
2020年にも「今まで通り、自分達がいいなと思える音楽を届ける」と、「ヒゲダンスタイル」を変えずに突き進むことを宣言し会見を終えた。
初出場の大晦日、紅白の舞台で、独特のピアノポップの世界観を、多くの世代に届けていく。
取材・文・写真 萩原孝弘