「強者ぼしゅ〜チュ〜。ちゃんぴおんのおねがい」。最後の砦・武藤を破り、全日プロ内にはもはや敵なしとなった鈴木は、おちょくりまくりの態度で世界中をターゲットに広く挑戦者を募集した。
昨年9月に三冠王座を奪取し、今年2月にはエースの小島聡を、そして、1日にはトップの武藤を破った鈴木。全日プロ参戦当初の目的だった2人に完勝したことで「全日本にはもう小者ばかりだからな」とあらためて全日プロの完全制圧を宣言すると、「アイツはパシリだから」と武藤を勝手に挑戦者探索係に命名し、全日プロと提携するTNAら、世界中から「面白い選手を探して来い」と厳命。高笑いした。
TNAといえば、いまやWWEに次ぐ米国ナンバー2の団体にまで成長。現王者のカート・アングルを筆頭に多数の実力者がひしめき合う群雄割拠の団体だ。「オレのハードルは高いよ」と語る鈴木は、ハルク・ホーガンらの名を例に「ヨソの国のチャンピオンとか、『生きた化石』じゃなくて『伝説』とか言われてるヤツとか、武藤が呼んでくればいい」とレジェンド級のレスラーを挑戦者の条件に挙げた。