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一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(4/2) 日経賞・中山牝馬S

◆阪神11R 日経賞

◎ペルーサ
○トゥザグローリー
△ローズキングダム
△ビッグウィーク

 超強力4歳世代にあっても屈指の存在であるペルーサの潜在能力に期待する。昨秋は古馬相手の中距離G1にフル参戦。天皇賞・秋2着、ジャパンC5着、そして暮れの有馬記念4着と善戦止まりではあったが、いずれもG1勝利は遠くないと思わせる内容だった。有馬以来3か月ぶりとなり体つきに少し余裕のある印象だが、リフレッシュ効果もあり仕上がりは上々だ。今週の坂路追いでも、前2頭を3馬身後方から追いかけ楽な手応えで並びかけて併入に持ち込んでのフィニッシュ。いきなりでも走れる仕上げだ。出遅れ癖は心配だが、それも含めての◎。“同期対決”の相手本線は、有馬でペルーサに先着したトゥザグローリー。京都記念の勝ちぶりは圧巻で、超の付く良血馬がいよいよ本格化してきた、そんな印象の圧勝だった。2週続けて追い切りに騎乗した福永騎手も大物の騎乗依頼に目の色が違うはず。概ねこの2頭での決着になるのではなかろうか。すでにG1勝ちしている4歳馬2頭、ローズキングダムとビッグウィークも出走しているが、仕上がりを含め現況での“魅力”で劣る印象があり抑えまでにとどめた。

【馬連】流し(5)軸(1)(4)(9)
【3連単】フォーメーション(1)(5)→(1)(5)→(4)(9)

◆阪神12R 中山牝馬S

◎アグネスワルツ
○ヒカルアマランサス
▲プロヴィナージュ
△ブロードストリート
△ワイルドラズベリー
△オウケンサクラ

 休み明けの前走・京都牝馬Sで10着に失速したアグネスワルツの巻き返しに期待する。馬場の悪かった京都から阪神に替わるのはプラス材料であるし、今回は仕上げも順調。すんなり先行して粘り込む競馬で勝ち負けに加われるはず。強敵は京都牝馬S(2着)でも底力を見せたヒカルアマランサス。早くからこのレースを目標に仕上げてきたが、今週の追い切りを見る限り震災の影響で大幅にレースが延びた影響はなさそうだ。同じ56キロを背負うプロヴィナージュもハードトレーニングを消化。相変わらず牝馬らしからぬ迫力満点の動きで順調さをアピール。他では流れに左右される印象はあるが、能力的に足りるブロードストリート、マイルCS以来となるも底を見せていないワイルドラズベリー、連闘で臨んできたオウケンサクラあたりを抑えておきたい。輸送競馬に不安の残るアプリコットフィズは切る。

【馬連】流し(7)軸(3)(11)(13)(15)(17)
【3連単】フォーメーション(3)(7)→(3)(7)(13)→(3)(7)(11)(13)(15)(17)

<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。

※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。

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