お笑い芸人オモシロ本職

お笑い 2015年06月17日 15時00分

お笑い芸人オモシロ本職

 現在ブレイク中の厚切りジェイソンが、米国シカゴのIT関連企業の現役会社役員であるのは、有名な話。また、“白目漫才”でおなじみのピスタチオ・伊地知大樹が、元No.1ホストだったことも浸透しつつあるが、彼らはいずれも、芸人との二足のわらじを履いていた。このように、お笑いを上回る収入をほかの仕事で得るパターンは、とても多い。

 メジャーなところでは、島田秀平。まだ現役のピン芸人だが、収入の大半は手相占いだ。かつては、号泣という漫才コンビだったが、解散後、ピン芸人に転向してからブレイク。同様に、元ジャリズムのオモロー山下も、解散→ソロになってから、それまでの趣味を本職にして、高収入を得た。彼の場合は、うどん。本格的に修行を積み、2012年、東京・目黒に「山下本気うどん」をオープン。芸人口コミが功を奏して、売り上げは好調だ。ちなみに同店の名づけ親は、堺正章だ。

 山下と同じく、会社の社長なのは、『エンタの神様』(日本テレビ系)に出演していたオオカミ少年・片岡正徳。エンタブーム終えん、番組打ち切りになってからは、仕事が激減。一念発起して探偵学校に通い、免許を取得。事務所を設立して、みずから浮気やストーカー調査に励む。そのかたわら、構成作家としても活動する。

 社長ではないものの、現役ボクサーとして今なおリングに上がっているのは、芸歴10年のトンファー・りゅーじ。スーパーライト級のプロボクサーで、3戦2勝の戦績を持つ。ショートコントでは、ミット打ちを駆使したネタもあり、芸人ウケはすこぶるいい。

 芸人一本で食っていくのは厳しい芸能界。それでもお笑いが好きだから諦められず、はじめた副職が本職を上回ってしまう。こんなことが往々にしてあるのが、エンタメの世界なのである。(伊藤由華)

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