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「ダムに誤解招く」と批判も 『バイキング』の「ダムの決壊防げたが大量のごみが…」報道が物議

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画像はイメージです

 21日放送の『バイキング』(フジテレビ系)でのある説明が物議を醸している。

 問題となっているのは、12日夜に首都圏を襲った台風19号の被害状況について特集したある一幕。上陸から1週間以上が経過したが、いまだ爪痕は深く残っており、福島県では阿武隈川の氾濫により、メッキ工場から猛毒のシアン化ナトリウム(青酸ソーダ)が流出したことなども報じていた。

 そんな中、番組では、神奈川県相模原市の城山ダムによって形成される津久井湖に大量の流木、ゴミが溜まってしまったことを紹介。津久井湖には流木が何重にもなって浮かんでいるといい、中には車のタイヤなどのゴミが混ざり込み、「変わり果てた姿に……」というナレーションが入り込んだ。さらに、ナレーションは「今月12日、城山ダムでは決壊を防ぐため、緊急放流を実施。これにより、ダムの決壊を防ぐことはできたが、津久井湖に大量のゴミが流れ込み、溜まってしまったという」と、あたかも緊急放流が原因で津久井湖にゴミが流れ込んでしまったと受け取れる取り上げ方をしていた。

 しかし、ゴミの流出は緊急放流と因果関係はなく、あくまで大雨の影響で上流から流れ込んだもの。相模川水系ダム管理事務所は流木やゴミの流入を防ぐフェンスが切れたことで、流木などがダム本体近くまで達したと発表していることもあり、視聴者から「決壊を防ぐため緊急放流をして、そのせいで大量の流木が来たって言ってて意味不明」「そこまでしてダムを悪者にしたいのか?」「緊急放流したせいでなんで上流から流木が流れてくる原因になるのよ…」といった批判や呆れ声が多く寄せられた。

 「この件については、スタジオでは触れられていませんでしたが、台風19号をきっかけに、ダムの必要性が国民の間で改めて広まっているタイミングだっただけに、この説明は『誤解を招く』『ダムの仕組みがよく分かってない人が聞いたら、緊急放流のせいでゴミが溜まったって思うかも』といった苦言が多く集まっています。流木やゴミが溜まってしまった原因を正しく説明しない番組側に不信感を抱いた視聴者も少なくないようです」(芸能ライター)

 津久井湖では、2007年にも台風9号の影響により、大量のごみが押し寄せたものの、その際城山ダムは緊急放流はしておらず。今回は明らかに『バイキング』の説明不足となってしまったようだ。

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