大江アナは現在、朝の報道番組「ニュースモーニングサテライト」(月〜金曜日午前5時45分〜6時40分)で、現地からの中継で出演しているが、帰国後に「WBS」のMCになるのは既定路線で、ニューヨーク転勤は、そのための修行だったようだ。
そうなると、動向が気になるのは、現在の「WBS」MCである小谷真生子キャスター(48)の存在だ。小谷キャスターは来年3月で、同番組を卒業するというから、ことは穏やかではない。
「WBS」は平均視聴率3%程度の低視聴率番組ではあるが、経済番組そのものに希少性があることもあって、経済界や経済に興味がある層には極めて評価が高い。その番組を長きにわたって支えてきたのが、ほかならぬ小谷キャスターだ。
小谷キャスターは65年3月4日生まれ、大阪府出身。平安女学院短期大学英文科卒業後、日本航空に入社。キャスターとしては異例な、客室乗務員からの転職組だ。
90年4月、NHKのキャスターとして新たな道を進み、「日本列島ふるさと発」「NHKモーニングワイド」「NHKニュースおはよう日本」などを担当。96年4月から98年3月までは、テレビ朝日系「ニュースステーション」にも出演した。そして、98年4月から「WBS」のMCに就任し、ただいま16年目。
仕事ができる女は家庭との両立が難しいのか、私生活では2度の離婚を経験しているが、持ち前の美貌と抜群の仕切りで、ファンは多い。
小谷キャスターが現在、「WBS」の他に出演しているのは、テレ東系・BSジャパンの「小谷真生子のKANDAN」(日曜日午後11時〜11時30分)のみ。「WBS」では高額なギャラが支払われているといわれるだけに、降板後の生活も気になるところ。
女子アナ・ウォッチャーのA氏によると、「年を取ったとはいえ、美しさは健在で、熟女好きにはたまらない存在。フリーとはいえ、これだけの功労者なのですから、テレ東にはなんらかの処遇をしてほしいものです。さすがに、この年齢になると、他局も手が出しづらいでしょう。ただ、経済界と太いパイプもあることですし、キャスターとは別の新たな道を開拓することもできるのではないでしょうか」と語る。
とはいえ、これまで、毎日のように見ることができた小谷キャスターの姿を、地上波では見られなくなるのは寂しいかぎり。なんとか、再就職先の番組がみつかることを願うばかりです。
(坂本太郎)